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浅見帆帆子
作家・エッセイスト [ 自己実現 ]
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浅見帆帆子
[インタビュー]
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あなたは絶対!運がいい/廣済堂出版(1)
2005.06.26
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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自分の気持ちに素直になれば、 ますます運のよい流れが来ると思います。
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「自分は運がいい」と思うことから始めよう
【主藤】 今回のゲストは、グラフ社から出版され、既に50万部を突破したベストセラー「あなたは絶対!運がいい」の著者でいらっしゃいます、浅見帆帆子さんにお越しいただきました。浅見さん、今日はよろしくお願いします。
【浅見】 宜しくお願いします。
【主藤】 実は累計する出版冊数も10冊以上で、100万部を突破しています。
今回取り上げる本は「あなたは絶対!運がいい」。これ1冊だけでも50万部以上売れています。「あなたは絶対!運がいい」と非常に勇気付けられるタイトルですが、そもそもこのタイトルに至った経緯は何ですか?
【浅見】 やはり題名を自分で考える時に「あ、私って本当に運がいいんだな」というふうに思い込むことが、運がよくなる第一歩なんだろうなと思うんですね。 運がいい人というのは、それほどでもなくても、「自分って運がいいのよね」というふうに思っているんですよ。
そのきっかけの始まりというのが、大学を卒業してからしばらくロンドンに留学していた頃です。当時の私は、本当にタイミングのいい、運のいいことがたくさん続いて起こったんです。
例えば、一人暮らしの部屋を見つける時です。当時ロンドン中の学生さんが、私と同じような条件のお部屋を探していました。けれど、たまたま私の番になった時にその条件にぴったりの部屋が「今日空きました」とFAXされてきたんです。そういう幸運は、一人ずれても、前の人でも、後ろの人でも、私はそこに入ることはできなかったことですよね。他にもちょうどロンドンで、私はソフトファニシングというインテリアの技術を勉強してきました。それも「どうやって学校を探したらいいのかしら?」って思った時に、たまたまもらった地元の新聞をパッと開いたら、「ソフトファニシングのスクール−生徒募集−」が書いてあったりと。あげたらきりがないような、タイミングのいいことって、生活していると皆さんあると思うんですね。
その時に考えてみると、そういう運のいいことが起こる時というのは、自分がやはり「今留学できて幸せだなぁ」とか、 「毎日楽しいなぁ」とウキウキして、行い良く暮らしている時なんです。
例えば、身の回りを片付けていたり、そういうことをしていると、運のいいことが舞い込んで来るんですよ。だから、「運も実力のうち」とか「運は自分で作る」と言うのは本当だと気付いたんですよ。
【主藤】 そういう思いを込めて、タイトルに「あなたは絶対!運がいい」と。
【浅見】 そうです。本当はみんな運がいいんですよ。
流れに身を任せることも大切 【主藤】 よく「自分は運が良くないんだ」というふうに思い込んでいる人がいると思うんですよね。というのは、今のお話と全く逆で、悪いことばかり続いてしまう時もあると思うからです。
そうすると、なかなか考え方がプラスに行かない人は落ち込んでしまいますし、運がないと感じるでしょう。こういう時はどうすればいいんですか?
【浅見】 でも、起きたことが運がいいか、悪いかを決めているのはそのご本人です。それが本当に運が悪いことかどうか、分からないですよね。
例えば、私が留学を決めた時も大学を卒業してみんなが就職活動している時でした。やりたいことが何にもなかったんですよ。まわりはみんなやりたいことがあって、私一人で焦っていました。
その状況って、「運が悪い」とは言いませんが、何にも見つからないわけだから、良くはないですよね。でも、後から振り返ってみると、留学したことによって、私は本の出版をすることになりました。というふうに考えると、たまたまですが運が良かったじゃないですか。
【主藤】 その時は、運が向いてない、ツイてないと思えても、実はそれが後から大きな運を引き寄せると。
【浅見】 そうです。無駄なことはないと思います。
【川崎】 その後に別のものが待っているという感じですか。
【浅見】 やってみないと、運が悪いかどうかは分からないじゃないですか。
【主藤】 その時だけの現象を捉えてみると、運が悪いと思ってしまうかもしれないけど、実はその先に、まだまだ分からないけれども、いいことが待っている可能性が高いと。
【川崎】 最初イタリアに行こうとされていたそうですが、イタリアの紛争の関係で、ロンドンに関係ある話が集まってきたことから「じゃあ、ロンドンに行こうかな」と決意され、1週間後に飛び立っていかれたそうですね。
私は、浅見さんがすごくポジティブシンキングでいらっしゃる方だと本を通じて思いました。
【浅見】 そうなんですよ。
【川崎】 その場の状況をかなり受け入れていらっしゃるのですか?
【主藤】 それは人に流されているということでもなくて、やはりポジティブな考え方が、運を呼ぶ秘訣になるんですかね。
【浅見】 私のモットーの中に流れに任せるという考え方があります。
当時イタリアに行きたい、行きたいと思っている時は、イタリアへ行く情勢ではなかったんですよね。そういう時に無理強いをしないで、いつか時期が来れば、また行けるだろうからと、ちょっと頑張っても進まないな時には、ちょっと流れを待ってみるというのが割と運をつかむコツですね。
【主藤】 流れを敏感に感じ取ると。
【浅見】 そうですね。無理強いをしないことです。
【川崎】 柔軟な感じですね。
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