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浅見帆帆子
作家・エッセイスト [ 自己実現 ]
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浅見帆帆子
[インタビュー]
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あなたは絶対!運がいい/廣済堂出版(2)
2005.06.26
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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自分の気持ちに素直になれば、 ますます運のよい流れが来ると思います。
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目の前にあること一生懸命取り組もう
【主藤】 今回、この本をお書きになるきっかけは、川崎さんからも紹介ありましたけど、ふとしたことから執筆活動に入られたそうですね。
【浅見】 はい。
【主藤】 このふとしたきっかけも、同じように周りに身を任せていたのでしょうか?
【浅見】 そうです。留学から帰ってきて、一冊目として、「ロンドンの勉強」という本を光文社から出しました。でも、それはずっとロンドンで日記を書いていたので、私も記念になればいいなとしか思っていませんでした。
だから出版後も「じゃあ、その後は何をしていけばいいんだ?」というふうに、また焦ったんですよ。周りの人はもうみんな、就職活動が終わって、就職して働き始めた時で、その時に私は決められない時に無理に決める必要はないなと思いました。
あと、もう一つ両親のモットーがあります。上手くいかないとか、どうしたらいいか分からない時というのは「絶対上手くいく」と信じて、今目の前にあることを一生懸命やれば、必ず道が開ける、というのがウチの両親の教えだったんですよね。
【主藤】 小さい頃から、両親にそのようなことを教えられていたと。
【浅見】 そうですね。そんな堅い言葉ではありませんが「今一生懸命やると、何がどこにつながるか分からないから」と言われました。
じゃあ私目の前にあることってなんだろう、って考えると、私は当時、大学生の時から家庭教師のアルバイトをずっとやっていまして、母校の小中学生、高校生もいれて7、8人教えていたんですね。じゃあ、それを一生懸命やろうと思いました。
すると、その家庭教師先のお母様の一人が「自分の知り合いの会社の会議室の椅子を私が習ってきた技術を使って、張替えをしてくれないか?」と言われたんです。
【主藤】 ロンドンで勉強してきた、ソフトファニシングの技術で直してくれないかと。
【浅見】 はい。それで私も、練習させてもらおうと思って行きました。そうしたら、そこがグラフ社という出版社だったんですよ。
【主藤】 家庭教師先のお母さんが「直してくれ」と言った椅子が出版社の椅子ですか。
【浅見】 はい。いろいろ話しているうちに「面白いから、今キミが思っていることを本に書いてみない?」と言われました。
それで今私が思っていることといったら、やはり運のこととか、日頃思っていることですよね。それで本を書くことになりました。
【川崎】 すごい縁ですね。
【浅見】 やはりその時に思ったんですけど、家庭教師を一生懸命することと本を出すということは、普通では絶対につながらないじゃないですか。
【主藤】 関係ないですね。
【浅見】 そうです。それがやはり目の前のことを一生懸命やると、次が開けるってこういうことなんだなと。
これを人が聞いたら運がいい、ラッキーなことですよね。でも、それはやはり一個一個目の前のことをやっていたからだと思います。
占いの上手な活用法とは? 【主藤】 人によっては運がいいと考えた方が、当然また運が向いてくると思います。「単なる偶然じゃないか」というふうにネガティブに考えてしまう人がいるかもしれませんが、それはもったいない話でしょうか?
【浅見】 もったいないですね。ただ人の縁には、いろんな話やお誘いがあると思うんです。
その時に、やはり自分の気分が、本音で「あ、これ乗った」とか「あ、それいいかもしれない」と思うことだけを選んで選択してやっていくことがコツです。
【主藤】 周りの状況を見て身を任せるという部分も必要だけれども、自分の気持ちが乗るか、乗らないかも重要なんですね。
【浅見】 そうです。だから、例えばいろんな話があった時に対外的にはやった方がいいかもしれないけど、なんだか気が乗らないなと思うことは、やってみても上手くいかないですね。
【主藤】 そうやって、自分がやるべきことを決めていくというのも必要なんですね。
【浅見】 はい。
【主藤】 この本の中には、そういう日常的なことから、自分がツイていると思うことで運が向くというふうなことまで具体的に書いてあります。
そこで一つ僕がお尋ねしたいと思ったのが、占いの活用法です。最近、本当にいろんな占いが流行っていますが、占いに自分のこれからの方向を全部委ねてしまう、依存してしまう傾向が強い方もいらっしゃると思います。
しかし一方で、占いで運が向いてくるという人もいると思います。運がいいという観点から見た、占いの活用法はありますか?
【浅見】 やはり人の意識の力はすごいので、聞きに行った先で、 「あなたは(例えば)来月よくないことが起こりますよ」って言われて、すごく頭の中に残ってしまう人は行かない方がいいと思うんです。
理想としては、いいところだけを聞いて信じることです。けれど、なかなかそれってできないですよね。みんな興味本位でいろんな所に出かけたくなると思います。もし来月良くないことがある時には、それを伝える側である占ってくださる人が「来月こういうことがあるから、こういうふうにすれば対処できるよ」とか「よくないことがあるけれども、それはあなたにとって必要なことで・・・」、というような話し方が大事だと思います。
【主藤】 その占いをする方の話し方で、捉え方が変わってきますからね。
【浅見】 そうです。もし「あなたは来月こうなりますよ」ってポンと言われてしまったら、もうそれがインプットされて、それこそ起きてもいないことが先に頭の中で連想するので、絶対それが現実になりますよ。
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