|
|
七田眞
七田チャイルドアカデミー校長 [ 能力開発 ]
|
|
|
|
七田眞
[インタビュー]
|
七田式超右脳開発トレーニング/総合法令出版(3)
2006.04.02
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
|
|
大人でも右脳状態に導いてあげれば、 子供と同じように右脳が使える状態になります。
|
マイナス思考をやめて、信じて実践してみよう
【主藤】 非常に夢のようなお話であると同時に、七田先生は七田チャイルドアカデミーという教室を通じて実践なさり、実はもう全国で400教室を超えているんですよね。私の住まいから徒歩3分のところにも新規で1店舗オープンし、まだまだ広がっていますが、こういった右脳という非常につかみどころのない分野は教室という定型化したフォーマットしなければ広めることができないですよね。特に大人には抵抗感が強い分野をわかりやすくするために一番ご苦労され、難しかったなというところはどこですか?
【七田】 やはり「右脳はもう大人になったら使えないんだ」という思い込みがあるわけですよ。実際はそんなに難しいことではなく、やさしい使い方がいくつかあるので、マイナス思考やめて「あっ、私は右脳が使えるんだ」と信じて実践して下されば体得できるんですよ。
【主藤】 今、自己啓発ブームともいわれており、右脳開発や潜在意識のトレーニングをいろいろやってみたけども、なかなかできている実感が持てないという方が多いと思うんですね。
そういった方々はいわゆるちょっとネガティブ志向で「やはり大人だからダメなんじゃないか」とか、「自分には向いていないんじゃないか」とか思っている方がいらっしゃると思うんですが、そういう方々がもう1回リトライする時に、何から取り組めばよろしいですかね。やはりこの速い音声の方がふさわしいでしょうか?
【七田】 これも1つの方法ですよね。基本的に2つの方法があることを知って欲しいんです。1つは、右脳は超高速の脳なので超高速で訓練していけばいいということ。もう1つは、右脳はイメージ脳ですから、イメージ力を開いてイメージ力を使えばいいんですね。実はイメージ力を使うということを皆さん難しく考えておられるんですよ。
【主藤】 そうですね。「イメージ」と聞いてちょっと難しく感じてしまいますね。
【七田】 ところが「イメージ」を日本語で言えば、「想像」ですよね。想像すればいいということなんです。私は右脳を使うには左脳から右脳に移して、右脳の状態で想像すればいいと言っているんですね。それをやらないと、左脳で学んでいるわけです。学ぶこと自体に右脳、左脳があるのではなくて、実は「音楽だったら右だ」、「計算だったら左だ」と皆が分けているのです。
そうではなく、右脳の意識状態に移して学べば計算も右脳、全てが右脳で学べるということ。左脳から右脳に移すという公式を1つ知ればいいんですね。それはもう簡単なのです。瞑想・呼吸・想像という3つのステップを1分か2分で右脳の意識に入ってイメージするやり方にすればいいということなんですね。
【主藤】 瞑想・呼吸・想像。
【七田】 このたった3つのステップで。子供達は左脳から右脳へ移すのにこのステップでたった1分で移ってしまいます。大人となるとさすがに1分では難しいですが、1分でいける人も4、50%おられるんですよ。だけどなかなか右脳のイメージが使えないという方は、その状態でひと月、ふた月頑張るとできるようになってしまいますから、結局皆できるということなんですね。
具体的に言いますと、瞑想というのは目を閉じて心を落ち着けること。目を閉じていれば、心が落ち着いたと思えばいいんですね。せいぜい10秒ぐらいですよ。次の呼吸は、普通胸式の浅い呼吸しているんです。ところがそうではなくて、いつもよりゆっくり深い呼吸して、腹式の呼吸するんですね。息吸った時にお腹が大きく膨らむ。吐いた時はぺしゃんこ。まずは息を吐いてお腹をへこませます。だいたい7、8秒かけて。
【主藤】 その程度でいいんですね。
【七田】 7、8秒かけてね。それで吸って、また7、8秒かけて吐く。そうすると往復で15秒でしょう。吐いて吸って、吐いて吸って、吐いて吸って。3回だから45秒ですよね。そうすると子供達はもうきれいに右脳のイメージができる状態になっている。そこで普通の呼吸に戻して、「りんご、想像してごらん」、「りんご、見えてくるよ」、「見えたら、手を上げて」と言うと、パッと手を上げるんですよ。もうイメージが楽に見えるという状態。大人でも同じです。
【主藤】 自分で何かをイメージしてみて、頭の中に鮮明にその画像が浮かべばそれでもうOKなんですね。
【七田】 そうですね。
【主藤】 もう右脳が開けた状態と認識してよろしいわけですね。
【七田】 はい。そこで、イメージの中で練習をすると、頭はイメージで練習したことと実際を区別しないんですよ。だから実際の練習は時間がかかってなかなか成果が出ないけど、イメージの中ではパーフェクトにできるわけ。イメージの中でパーフェクトにやって、実際にやるともうそれが身に付いて、結果として出てくるので効率がいい。右には達人の脳、名人の脳がもともとあるんですよ。それに火がついて目覚め、その能力で全てやってしまう。
バイオリンを弾くのも、ピアノを弾くのも、あるいはスポーツするのも、野球するのも全部同じ。だからメンタルトレーニング、イメージトレーニングというのがあるんですよね。イメージをして、それから実際に結びつけるとイメージで練習した通りの成果が出てくるわけです。ところが普通の練習で使う左脳は人工的な脳で、年月をかけて1つ1つ積み上げていかないとダメなんですね。ところが右脳は本当にわずかな時間で名人の能力をスッと引き出してしまうんですよ。能力がパッと変わってしまう。だったらそれを覚えるべきでしょう。
誰でも使える能力だから、疑ってやらないのは損
【主藤】 まだまだ話が尽きないのですが時間の方がきまして、いろいろ右脳に関わるお話は総合法令出版から出版されております「七田式超右脳開発トレーニング」に収められております。この本は2倍速と4倍速の音声が入ったCDがセットになって実は1900円しかしないんですね。非常にお得な本ですので、右脳開発を今からやってみようという方、あるいは今既に何かやっているけれどももっともっと高めたいという方は是非この本は入門としても最適ですし、これからさらに伸ばしていこうという方にも非常に大きなツールになるのではないかと思います。
最後に自分の能力をもっともっと高めたいと思っている方々に七田先生から何かメッセージを1分間ほどお願いしたいと思うんですけども。
【七田】 今まで右脳というのはほとんど知られていなかったので、まず右脳に関する知識を得て、右脳はどういうふうに働き、どう引き出せばいいのかということを理解し、やってみることが大切ですね。その時にやはり実際に成功した人の例があります。例えば本を読んでもう大学以来全然英語に携わっていなかったのに、1ヶ月で通訳頼まれたら名通訳をやってしまったという人がいるんですね。
このように右脳は全然働きが違う脳で、いろいろ使えるんだということを知って頂きたい。疑ってやらないのは損ですので、誰でも使える能力だということを知って頂いて、1番やさしい方法で取り組んで自分で結果を出してみれば、あとは勢いがつきますよね。どんどんいろいろ試みればいい。やり方がいくつもあります。いくつもあるけれども高速音でやっていくというのが一番早いですし、イメージをちょっと試みてみると、皆ができるようになると思います。
【主藤】 なるほど。くじけそうな自分が出てきたら、そうではなくてちゃんとできるんだというふうに、まずは自分自身が自信を持つことなんですね。わかりました。本日は「七田式超右脳開発トレーニング」、著者でいらっしゃいます、七田眞先生にお話を伺いました。七田先生、今日はありがとうございました。
【七田】 どうもありがとうございました。
【川崎】 ありがとうございました。
|