@ ドル一極支配の終焉○2002 年以降、米同時多発テロの後遺症やイラク戦争、数々の金融危機を経て、基軸通貨ドルの価値は大きく目減りした。それと対象的に金は大きく上昇し、ドルと金の逆相関が明確に表れている。
○ドル安要因の一つとして、世界の外貨準備に占めるドルの割合が徐々に低下していることが上げられる。IMF公表のデータによると、この10 年で約10%もドルのシェアが低下し、ドル離れが続いている。
○新興国を中心に、ドルの代替資産として、ユーロや金を外貨準備に組み入れる動きがみられる。特に中国は、2009 年に入り大きく金保有量を増やしている(前年比+454.1 トン、75%増)。
参考として、「NY金とドル指数」、「世界の外貨準備に占めるドルの割合」、「中国の公的保有高」をご覧いただきたい。
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資料:第一商品