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西田文郎
サンリ能力開発研究所代表 [ 能力開発 ]
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西田文郎
[インタビュー]
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ツキの大原則/現代書林(2)
2005.06.05
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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ツキを呼び込む秘訣! プラスイメージでツイている脳へ切り替えよう
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戦略戦術より、ツイている脳をつくることが先決
【主藤】 「ツキ」と軽く一言で言っていますが、西田先生からご覧になって「ツキ」というのは何ですか?単純にお金が入ってくるという意味でしょうか?
【西田】 「ツキ」にはいろいろあります。例えばお金にツイていらっしゃる方は、お金に対するツキもあります。
普通、お金が本心から好きな人のところにしか、お金はやってこないですよね。ですから、私はいろいろな方々にツイている脳を作れば、社会的に成功することは非常に簡単だと指導しています。そのツキの波をパッと掴めばいいわけですから。ですから、優秀なビジネスマンになるのも、ものすごく簡単なことなんですね。
【主藤】 確かに本の中にも、具体的に書いてありましたよね。ツイている脳を作ることは簡単だけども、知らない人が多いということですか?
【西田】 知らないというよりも、ツイてない人は、逆にしてはいけない作業を脳の中に、情報として一日に何万回も送り込んでいるんです。
【主藤】 一日に何万回も送り込むのですか?
【西田】 はい。人間の脳は記憶のネットワークを、意識しながら使っている時と、無意識に記憶データを集めて判断している使い方がありますね。
最低でも、一日7万回以上記憶のネットワークを使っているはずです。だから、ツイてないソフトの人はできないことばかり、一日に何万回もそういう記憶を使って、すごく強固なバイパスができてしまって、ツイてないネットワークになっているだけです。
【主藤】 本当に悪循環ですね。
【西田】 ですから、そういう方にどんな戦略戦術を教えても、それは絵に描いた餅です。ツイてる脳の人間に戦略戦術を教えると、一気にスゴイ武器になりますが、一般の方はまず戦略戦術の前に、ツイてる脳に変えるということです。
肯定的に思えることが成功を導く
【主藤】 そうすると、自分が果たしてツイてる脳なのかどうか見分ける方法はありますか?
【西田】 先ほど申し上げましたように、成功なさる方は肯定的な錯覚をしている人です。例えば仕事でも、「できる」という錯覚をしている人と、「できない」という錯覚をしている人と、「できないかもしれない」という錯覚をしている方がいるわけですよね。
同じ錯覚をするならば、肯定的錯覚「できる」というふうに錯覚している人間か、もしかしたら自分は「できない」「できないかもしれない」と錯覚しているか判断していただければ、その「できない」という錯覚を「できる」に変えればいいだけです。例えば、仕事だけではなくて、配偶者にツイてるか、ツイてないかという問題ありますよね?
【川崎】 はい。すごく関心があります。
【西田】 例えば、最初、結婚なさる方はプラスイメージになって、感情脳の扁桃核が快になって「これだ」と思って錯覚して、結婚するわけですよね。
その錯覚がだんだん冷めてしまって、中には「サヨナラ」というツイてない脳になる場合があります、大体、誰でも、自宅の電話番号を覚えている人は、私は「全員天才だ」と言っていますが、脳を最高の状態にしたら、必ず成功します。その最高の状態にほっといてもできる人がツイてる脳ですね。
【川崎】 なるほど。
【主藤】 では、ほっといてもできない、なかなかやるのが難しいなという方は意図的にやればいいと。
【西田】 トレーニングで意図的にやれば、脳を変えることは難しい作業ではないということですね。
【主藤】 先生は盛んに「錯覚」という言葉を使われますが、実はこういうふうな物質的なものよりも、イメージ的なものに重きを置いているということですか?
【西田】 ええ、そうです。成功者はすべて、どの分野でも肯定的な錯覚をした人です。
例えば、指導に入らしていただいた高校野球のチームが甲子園で優勝したとします。それはなぜかと言うと、メンタルリハーサルと言いまして、イメージトレーニングで目標を達成したところをイメージするからです。イメージトレーニングというのは、肯定的な情報を脳にインプットする、ツイてる脳に変えるために成功状態をインプットするわけですね。
【主藤】 まだ試合をする前の話ですよね。
【西田】 前の話です。しかもまだ達成してないわけですから、実は肯定的な嘘ですよね。
だけど、目標を達成したところのイメージングを大脳新皮質の右脳、本の話の中では奥の2層目、3層目の脳に、そういう条件付けをしていくと肯定的な脳になるんです。だから、肯定的に思えない人がイメージトレーニングで、思う訓練をやればいいわけです。
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