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林總
公認会計士 ビジネスコンサルタント [ 経理・会計 ]
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林總
[インタビュー]
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見えないものを可視化する「会計の威力」(3)
2007.08.01
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経営者も営業マンも中華料理店も、 会計を知れば必ずビジネスは変わる
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□何を学ぶかより、どう使いこなすかが鍵になる
――――私もこの本を読ませていただいたのですが、これまで会計の本というと堅いイメージがすごくあって、手にとってもついまた置いてしまったものですが、それがサラサラ、と言いますか、物語の展開で自然に学べるように書かれているところがとても読みやすいし、同時に学びやすいなとすごく感じました。 こういう会計の勉強もそうでしょうが、物語形式とか伝え方などによって、かなり勉強の仕方や理解度は変わるものですね。
全く違うと思いますね。最初に英語と会計の関係を申し上げましたけれども、学校で勉強していない人でも海外に行けばそれなりに外国語を喋れるもので、言葉というのはそうして生活に密着しないとなかなか覚えないです。会計も一緒で、自分で会計を使ってビジネスをやるということをしないと、本当の意味では身に付かないと思うんですね。ですからビジネスを横に置いておいて会計を勉強しようとしても、所詮それはお勉強に過ぎない、と私は思っています。
――――ご著書は27万部という大ベストセラーですから、多くの読者の方から反響があったのではないですか?
ええ。様々な反響がありましたね。一番多かったのは、直接メールや電話でご連絡いただくことが多かったのですが、「私の考え方は間違いではなかった」という経営者の方たちでした。自分で決算をやって税理士先生とか会計士の先生にいろいろと言われていて、どうも府に落ちないことがあったんだけれども、この本を読んで私の考え方、つまり儲けというものはこういったものである、あるいは利益というのは単なる計算に過ぎないんだ、大切なことはビジネスなんだ、それから経営にとって一番大切なことは北極星である理念を持つことだ、といったことを知らされて、自分の考え方と全く一緒だと自信を持ちました、と。メールや手紙、それから直接、事務所に来られる方もいらっしゃいましたね。それは非常に嬉しかったです。
――――私はある意味で、会計という領域においてひとつの新しい「伝える仕組み」というものを作った本ではないかと思いました。 本日のゲストは『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』の著者、林 總さんにお出でいただきました。 今回は、会計というものが経営者にとって大切なセンスだ、ということがよくわかりました。万能なものではないけれど、そのセンスを身につけることによって、経営するための考え方が広がるのではないかと感じました。もちろん大企業の方もそうですが、お店を経営されている方、これから経営を目指す方も、この本で会計のセンスを磨いていただきたいと思います。 林さん、本日はありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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