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山本有花
作家・株式トレーダー [ 株式投資 ]
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山本有花
[インタビュー]
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「株」で3000万儲けた私の方法/ダイヤモンド社(1)
2005.03.13
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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ポイントは、損切り、自分なりのルール、 そして余裕のあるお金を使うこと
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普通の主婦が株を始めたきっかけは・・・
【主藤】 今回のゲストは、20万部を突破しているベストセラー、ダイヤモンド社から出された「毎月10万円は夢じゃない!「株」で3000万円儲けた私の方法」の著者、山本有花さんです。 山本さん、本日はよろしくお願いします。
【山本】 宜しくお願いします。
【主藤】 今日は山本さんから、株で儲ける秘訣を聞いてみたくないですか?
【川崎】 聞きたいです。私でもできるのかしらって、ちょっと興味が。 【主藤】 この本は、3000万円儲けたと書いてあって、本の中にいろんなコツ、具体的な方法、こういうような条件をそろえていた方が株取引でうまくいくタイプだとか、あるいは株取引と家事と育児、それを両立させるコツとかいろいろ書いてあるんですね。
今日はせっかく山本さんにお越し頂きましたので、この本に書けなかったことを中心に聞いてみたいなと思っているんですけど、川崎さんはどうですか?
【川崎】 そうですね。いろいろ伺いたいと思います。 主婦業をやりながら、なぜ今まで自分のご専門だった分野から株をなさったのですか。何をきっかけに、株を始めたのですか。
【山本】 結婚を機に仕事を辞めてしまって、失業保険をもらっていたんですけれども、そろそろ失業保険が終わるなと思いまして。何かしなきゃまずいということで始めました。
【主藤】 失業保険は3ヶ月間ですよね。 それがもう終わっちゃうから、何かしなきゃという動機だったと。
【山本】 安易な動機です。
【主藤】 パートという選択肢もあったでしょうし、執筆、ノンフィクションライターのお仕事もされているということで、いろんなお金を稼ぐ方法があったと思うんですけど、なぜ株をはじめたんですか。
【山本】 まずパートに出る気はなくて、せっかく仕事を辞めたので、家の中で何とかしたかったということと、あと執筆は、株を始めてから執筆の仕事が来たので、その時までには全く執筆の仕事はなかったので、考えていませんでした。
【主藤】 そうですか。では、家から出たくなかったというのが株を始めたきっかけ。
【山本】 面倒くさがり屋なんです。
【主藤】 そんな面倒くさがりだった山本さんが、なぜ株で、ここまで成功したのか。
【主藤】 その辺を今日は、ぜひ、聞きたいですね。
積極的に損切りすることで、次のチャスを狙う 【主藤】 本には、堅実に稼ごうと。千円単位でも儲かったら、もう売りにしましょうと書かれていますよね。 10万円、20万円、たまに100万円儲かるというのも、もちろんあるようですが。
例えで(本に)書いてあったのは、10円でも上がったらもう売りにしましょう。それでとにかく10%、20%と儲かればそれでいいじゃないかという考え方。それを積み重ねていこうと、この本ではそういうふうな流れですね。
でも実際は、どうなんでしょう。本に書けなかった秘訣というのは、あるんじゃないですか。
【山本】 そうですね、本を読まれると、堅実で聡明な妻のような感じの部分も多少あるかもしれませんが、実はやる時はやる、みたいなところもありまして。
【主藤】 そうなんですか。
【山本】 コツコツ稼ぐ、コツコツ貯めるっていうことは主に考えているんですけれども、大きく出る時もあります。
それから一番大事に考えていることは、損切りを積極的にするっていうことですね。
【川崎】 損切りって、何ですか。
【山本】 通常、利益があった場合に売るんですけれども、損だと確定していても売る場合があるんですね。
それは例えば、もうこれ以上株価が上がらないな、下がり続けるなと思った時には、持っていても構わないんですが、それで売りを確定してしまうことによって、一旦お金を口座に戻して次の銘柄を買うことができます。
だから私はどちらかというと、上がるまでずっと待つのではなくて、一旦損でもいいから損切りという形をとって、次のチャンスを追うということです。
【主藤】 この本の中には、株が下がってきた場合の難平(ナンピン)買いの方法まで、結構詳しく書いてあるんです。
でも 実は損切りというのを積極的にやっていっていると。そこまでは本には書かれていないですよね。
【山本】 そうですね。損切りの手法は書いていますけど、あまり積極的まで書いていないのですが、実はすごく積極的です。
【主藤】 もしかするとそれが、うまくいく陰の秘訣である可能性が高いですか。
【山本】 そうですね。資金が限られているので、どんどんその資金を回転していかないと、利益っていうのは上がらないと思うんですね。
ですから損切りをしないと、いつまでも塩漬け状態で持っていることになるので、資金の回転効率が悪くなるんです。ですからどんどん自分の思惑とはずれた場合には、損切りしていった方が、次の銘柄も買えて、チャンスにめぐり合えるってことになるんです。
【川崎】 思い切りが良くていらっしゃりますね。
【主藤】 僕は損切りできなくて、塩漬けになっている株、10銘柄ほどあるんです。耳が痛いお話です。
やっぱりそこで確実に資金を回そうという時は、損するってわかっていても、あえて確定して売ってしまう。これを、たまにではなくて積極的にやるっていう。
【山本】 そうですね。
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