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児玉尚彦
児玉税務会計事務所代表
[ 経理・会計 ]
児玉尚彦
[インタビュー]
キャッシュレス、伝票レス、社員レス、ココまでできる経理の合理化/日本能率協会マネジメントセンター(2)
2005.07.31
[ TOPBRAIN RADIO ]
あのベストセラー著者に聴く!
ブラックボックスになっている経理は、
改善して効率化できると気付いて欲しいと思います。
経理コスト2%の法則
【主藤】
なんとかしなきゃいけないですね。
【児玉】
そうですね。私、その本で、この本で経理コスト2%の法則っていうのを書いているんですけども、じゃあどれぐらいまで経理のコストかけられるのかと、ある会社さんとか、50社さんぐらいでデータ取ってみたんですね。粗利益に占める経理コストの割合、いわゆる粗利益に占める人件費の割合というのは、労働分配率っていいますよね。
それに対して経理コスト、どれぐらいかかっているのかなって調べたんですよ。平均取ってみると、黒字企業は大体2%以内に収まっていますね。でも赤字企業は4%、5%ぐらいに達しちゃっていたというのが実態だったんですね。
その2%が妥当なのかどうかというの、私もわかっていなかったんですよ。いろいろ見ていったら、わかりやすい数字でいうと国税庁の徴税コストってあるんですね。いわゆる国税庁が税収を100円あげるのにどれぐらいコストを使うのかって。1円から2円なんですよ。1、2%なんですね。国税庁ですら、お役所ですらその1、2%ぐらいしかかけていないんですよ。利益を上げていく企業体がそれ以上のコストをかけたら利益なんか出るわけないですよね。
【主藤】
なるほど。優良と思っていた会社でも粗利益率の2%なんですね。
【児玉】
ええ。
【主藤】
でも、それでも実はかかり過ぎていたと。
【児玉】
そうかもしれないですね。
【主藤】
という可能性があるんですね。
会社の中から現金をなくす
【主藤】
そういうふうなことに気づかれて、この本を書かれたと思うんですけども、実はこの本には普通経営者がどうしても見過ごしてしまう、あるいは経理担当者がついついこれが正しいだろうと思って日々やっていることが、実はそんなことしなくていいよということがたくさん書いてあるんですね。
【児玉】
はい、そうですね。
【主藤】
例えば、小口経費。そもそも小口という現金を常に毎日出し入れする小口というところを、小口現金というのをないのが一番理想ではあるんですけども、それを持っている会社、ほとんどの会社、そうですよね。しかもそれを、毎日小口経費をつけていると。これ、毎日じゃなくても、いいんですか?
【児玉】
おっしゃる通りですね。現金があるので、そこで出し入れしたら会社の財産ですから、現金は。出し入れした都度、記録しろというのが会計のルールになっていますから、それはやっぱりやらなくてはいけないんですね。
現金があるからそこに帳簿をつけて管理するという仕事が生まれてしまうんですね。ですから管理する対象のものをなくしたり、減らしたりすると、その仕事がなくなっていくんですよね。現金でいうと、現金をなくすという。
【川崎】
会社の中から現金をなくす。
【児玉】
そうですね。
【主藤】
例えばこの本に書いてある交通費の精算という日常的なこと、書いてありますけども、これは営業マンが例えば今日電車代かかったと。150円かかったから持ってきてもらおう、伝票をね。150円払う。これ、毎日やらないとまずい、じゃないんですか。しなくてもいい。
【児玉】
そう思っていらっしゃるんですが、その交通費の精算をするのに、経理側でこの交通費の精算するのにどれぐらいコストがかかるのかというところなんですね。
調べてみると、大体正社員の方が現金の出納業務やっていらっしゃるんですけども、それを1回大体5分やったとしますよね、領収書を精算して。それやると大体200円から210円ぐらいかかるんですよ。
【主藤】
その5分という時間のコストが。
【児玉】
ええ。それで私、悪口で言うんですけども、もし営業マンがその交通費の精算を持ってきたら、それをやって欲しいんだったら、210円手数料を払ってくれと。そうじゃなかったら、やったらコスト倒れになっちゃいますよということを言うんですね。コスト意識がないんですね、皆さん。
【主藤】
普段何気なくやっている精算業務にも、実はコストがかかっている。小口現金というのは、その典型例なんですね。
【児玉】
そうですね。
■ 他のインタビューを読む
「キャッシュレス、伝票レス、社員レス、ココまでできる経理の合理化/日本能率協会マネジメントセンター(1)」2005.07.31
「キャッシュレス、伝票レス、社員レス、ココまでできる経理の合理化/日本能率協会マネジメントセンター(3)」2005.07.31
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