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若林史江
ファイナンシャル・アドバイザー [ 株式投資 ]
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若林史江
[インタビュー]
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株が好き♪/アスペクト(2)
2005.07.24
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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常に世の中と株価市場が繋がっていると 考えるといいと思います。
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自分の勝ちパターンを構築するまで・・・
【主藤】 主藤 いわゆる買い注文が実際に成約し、売買の瞬間が見えたこと・・・、もうこれは頭の中では当たり前のことですけども、実際に自分がそれをやったことがきっかけとなって、知識として繋がってきたと。
【若林】 そうですね。あと自分で出した買いに対して、日本のどこかにいる誰かが私の買いを買って売ったんだという感覚とか、あとは買った株が値上がりしていく、値段が付くってこういうことなんだとか、本当におもしろかったです。まぁ、その前が辛くて毎日泣いていたから、ちょっと分かっただけでも嬉しかったと思うんです。
【主藤】 それでだんだん自分も株式を売買する立場になっていくわけですけども、実際始めからうまくいきましたか?
【若林】 いかないです。最初はビギナーズラックみたいなので順調にいくんですけど、途中でやはり相場に慣れてきちゃうんですね。その時に一回資産がゼロ近くになったことがありました。
【主藤】 金額でどのくらいですか?
【若林】 当時はまだ300万ぐらいでしたけども、それが何回も、何をやってもうまくいかなくて、ドンドンド減って、しまいには「あぁ、もうこれしかない」みたいな時期がありました。ただその時に、ちゃんともう一回働いて証券会社にお金を入れようとガムシャラになって働いたんですよ。
【川崎】 すごい。
【若林】 だから、今私のホームページに「若林さん、会社を辞めて投資家になろうと思うんです。デイトレーダーになりたいんですけど、どう思いますか。」っていう相談がきたら、私は絶対反対ですね。
仕事があるから株が楽しく出来るんです。株がもしなくなっちゃったとしても、また仕事で頑張って貯めて、本当に株がやりたければ出来るというように、ちゃんと両方ないと、私は株を楽しく出来ないと思います。だから「絶対反対」と、よくメールには書くんです。
【主藤】 最初からうまくいかなかったとは言いつつも、だんだんと自分の勝ちパターンというものを構築出来てきたのですか?
【若林】 そうです。もう何回も負けて、これもやっちゃいけない、あれもやっちゃいけないの繰り返しでしたね。
株を好きになってもらいたい
【主藤】 実際にいよいよ本を出版するに至るわけですけども。
そういう風な自分で勝ちパターン、いろんな失敗も含めて経験をお持ちですが、それを本にするというとまた違うと思います。そもそも本の出版は、どういったきっかけだったんですか?
【若林】 出版のきっかけは、たまたま出版社さんと飲んでいてということにしましょう。
もともと本はずっと出したかったので、内容としては自分がやってきたことより「自分がもっとこうしていればよかった」とか「もっとこう考えてればよかった」ことを書きたかったんですね。実は、書いた時ってすごくつらかったんですよ。
【主藤】 そうですね。これ失恋中に書いたということで…。
【若林】 そうなんですよ。結構、身の回りでいろんな事件がありながらその本を書いたんです。なんか嫌なことって人間忘れるじゃないですか。
【川崎】 そうですね。
【若林】 だから本を書いた当時のことも段々忘れつつあるんですよ。でも、改めて自分の本を読むと、「へー、私こんなことを書いていたんだ」とか結構あります。
やっぱり読み返してみても、自分がこうしたかった、こう考えればよかった、もっとこう考えれば株って楽しかったのに…ということを書かせていただいた本ですね。
【主藤】 口座の開き方から実際のチャートの見方まで、本当に初心者の方からある程度の株式のことを知っている方まで、分かりやすく内容が通るように出来ていますね。
【若林】 そうですね。最初の方は本当に基礎的な部分を入れても、それは多分普通のテクニック本としてはまだまだ足りない部分がたくさんあるんです。
けれども、もうちょっと精神論だったり、「株って楽しい」「株を好きになってもらいたい」っていうところを前面に出した本ですね。
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