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香取貴信
香取感動マネジメント代表取締役 [ サービス力 ]
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香取貴信
[インタビュー]
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社会人として大事なことはみんなディズニーランドで教わった/こう書房(4)
2005.07.17
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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日本中がディズニーランドみたいに、 みんなが楽しく働ける場所になって欲しいと思います。
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アイディアで億のお金も夢じゃない!
【主藤】 今、いろいろお話をお伺いするなかで、人というのは教育だと思うんですね。最初の怒る、叱るももちろん教育の第一歩だと思いますけど、やはり人というのは教育で変わっていって、教育で伸びていきます。できない人ができていくというのも含め、やはり教育が占める要素は大きいでしょうか?
【香取】 僕はそう思いますね。教育っていうと、教えるような感覚があるんですけど、例えば「共に育成する」っていう言葉があるとします。つまりトレーナーやリーダーが一緒になって「なんでいけないんだろう」と考えさせてあげながら教育していくんですね。
【主藤】 決して上から押さえつけることではないわけですね。
【香取】 そうです。「なんで遅刻しちゃいけないんだ」と考えると「俺はお前がこの時間いてくれると思うからここのポジションにしたんだよ。お前がいたら、写真撮ってくれたお客さんにいろいろできたはずなのに、遅刻したら、本当はお前がいたらやってもらえるはずのお客さんがやってもらえないんだよ。お客さんは、そんなのわかんないよ。でも、その分お客さんは損してんだよ。」というわけです。
【主藤】 なるほど。
【川崎】 素晴らしい方々が周りにいますね。たぶんその人達も、今までの人達を受け継いでやっているんですね。
【香取】 同じですよね。町田さんが「遅刻は契約違反だ」って言っていますけど、あの人だってバイトですからね。
【主藤】 この本に出てくる、上司として出てくる方もアルバイトなんですか?
【香取】 そうです。バイトがバイトに契約違反だって言うんです。
【主藤】 私は本を読むなかで、てっきり社員の上司の方かと思いました。
【香取】 ほとんどバイトです。
【主藤】 アルバイトの中でそういうふうな教育なり、共に学ぶ形ができているわけですね。
【香取】 そうです。
次の世代へ感動を伝えていきたい 【主藤】 本当にまだまだいろんなエピソードをお聞きしたいと思いますが、残念ながら時間上最後の方にいきます。
この本には本当にいろんなことが書いてあります。そして香取さんのアルバイト時代の経験を基にして、現在は各地のテーマパークで感動というものを広めるコンサルタントとして活動されていらっしゃるんですけど、そんな香取さんからリスナーの方のために何かメッセージをお願いします。
【香取】 そんなに偉そうなことは言えないですけども、やっぱり僕の夢は自分の息子が社会に出る時に「父ちゃん、すごい会社いっぱいあって、あっちも行きたいし、こっちも行きたいし、迷っちゃうよ」みたいな世の中になって欲しいなということです。
何で感動、感動と言っているかというと、要は家に帰って、父ちゃん母ちゃん達が今日の仕事で自分が感じたことを伝えるとき、「俺、今日はこんなことあって、こんな人にも会って、こんなこと教えてもらったぜ」と社会に出るのは楽しいということを思って欲しいんです。
大げさですけど、もしみんながスキップして帰るようになったら、それこそ次の世代の子達も「早く俺も社会に出たいな」と思うようになるじゃないですか。そうしたら夢も持てるし、日本中がディズニーランドみたいにみんながいきいきワクワク楽しく働ける場所になると思います。
別に人を感動させようなんて思わなくていいんです。要は僕がやっている感動マネジメントというのは、自分が受けた感動を言葉にして伝える、ただそれだけです。そうしたらそこに共鳴する子達が絶対いると思うし、学校の先生が数学で数式を教えるだけじゃなくて、その数式で感動したことを教えてあげれば、あとは勝手に勉強しますからね。
【主藤】 なるほど。その感動を教えるということは、珍しい発想ですね。
【香取】 そもそもありませんよね。
【主藤】 今日は「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の著者でいらっしゃいます、香取貴信さんにお話をお伺いしました。香取さん、ありがとうございました。
【香取】 ありがとうございました。
【川崎】 ありがとうございました。
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