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片桐 明
株式会社コストダウン 代表取締役/インターネットFAX総合研究会 特別研究員
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友達との飲み会には行ける、海外旅行には行けるけど・・・会社には行けないという心の症状があるらしい
2012.05.05
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これは4月29日(日)に放映されましたNHKスペシャルで私(代表 片桐)が知ったことです。
こうした症状は20代〜30代で急増しており、上場企業2200社に実施したアンケートの有効回答中、65%の会社にこうした症状の社員がいるという回答を得たそうです。
特徴は症状は似ていても、原因不明、原因に共通性がなく、休職して復職しても再発を繰り返すそうです。
このような社員の対応として就業規則に、「病気欠勤期間中に病気を治すことに専念しなければならない」という一文を盛り込んだ企業もあります。
私の前職の同期も5年ほど前、一時期、休職しながらも、その最中にSNSで活き活きしていたことを目にしたことがあります。
私はそのことを受け入れられずに、SNS上の友達になることはありませんでしたし、同じ会社の社員でないにも関わらず、むしろ不愉快に感じました。
そうした休職社員の穴は残った社員が埋めなくてはならず、負担がかかります。
「病気を治して、1日でも早く元気に復帰して欲しい」ことを願うからこそ、頑張れる訳で、治療専念していない姿を見れば、「俺達は会社を休んで遊ばせる為に働いてる訳じゃない」と今でも私は思います。
このトピックスで取り上げたような症状を番組では「新型うつ」と呼び、番組には「職場を襲う"新型うつ"」という題名が付けられていました。
しかし、「うつ」そのものがはっきりしない中で、そのニュータイプのものを「新型うつ」と称してしまうのは如何なものでしょうか。
曖昧さに輪をかけてしまいます。
また私は無闇に言葉を創出してはいけないとも思います。
言葉を創り出せばそれは流通し易くなります。
しかし、そのことで一つのステータスを持ってしまいます。
私は今でも「ニート」、「フリーター」という言葉が作られたことは良かったのか疑問に思います。
ですから「新型うつ」と名付けてしまうことに私は今の所、反対です。
「うつの一つの種類」程度で良いと思います。
以上です。
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