『ロハスビジネス』2008年2月13日出版
2008年02月26日(火)

地球が良くなる!利益も上がる! 新・消費者の心をつかめ
20を超す企業・地域再生の先進事例をタイプ別に紹介
このたびLBA(ロハス・ビジネス・アライアンスhttp://www.lohas-ba.org/)共同代表 大和田順子と、地域再生コンサルタントで合同会社フォーティR&C代表 水津陽子は、2月13日に、『ロハスビジネス』(朝日新書)を刊行いたしますのでご案内申し上げます。

◆日本のCSR消費をリードする「ロハス層」
ロハスについては、言葉のブームは05年に起こりましたが、その後も、都市の意識の高い消費者を中心に、ロハスのライフスタイルを好む人たちは増える一方です。ご存知のように、地球温暖化を心配して省エネに取り組んでいる人も、無農薬野菜を好む人も年々増加しています。そして多くの人が「商品を買
うのなら、環境対応や社会貢献に熱心な企業のものを買いたい」と言う時代が到来しています。
ワークライフアンバランス、低い食糧自給率、消費偏重社会、企業の不祥事、そして気候変動。こうした日本人が直面している諸問題を改善し、持続可能社会を創造ためのキーコンセプトがLOHAS(ロハス)であると考え、すでにビジネスや地域活性化の現場で具体的な成果を上げている先進事例をリサーチしました。

◆ 対象読者はビジネスのエコ化や地域活性化に取り組む人
本書は、ビジネスのエコ化を模索するビジネス関係者、および地域活性化に関わる人を対象に、ロハスビジネスの入門書として、ロハスを取り巻くビジネス事情のすべてを平易に解説しています。
第1章では、ロハスビジネスが盛り上がっている実情を詳しく取り上げ、第2章では、日本の消費をリードするロハス層の人々がどんな考え方をしているのかを調査結果をもとに多角的に解説しています。第3章は(本書の中心です)、実際のビジネスの現場でロハスがどのように実践されているのかをまとめた事例集です。18の企業を四つのタイプ、フロンティア型、ミッション型、独立起業型、そして経営戦略型に分類して、それぞれの特徴を探りました。
また、第4章では、地方活性化にロハスが活かされている事例を取り上げました。地方の苦境はさまざまに報じられていますが、ロハス的志向が元気を取り戻す一つの答えになることをお伝えしてします。第5章ではロハスビジネスに共通するルールを五つに絞って紹介。そして、第6章は実践編で、自らロハスビジネスに取り組みたいと考えている人たちにロハスビジネスの始め方の基本的をお伝えしています。
本書の取材とその分析を通じ、ロハスというコンセプトはビジネスや地域活性化に活かすことができ、そうした事業を通じて“人と地域と地球が元気な社会”を実現する可能性をさらに確信いたしました。

◆ 日本でも広がるロハスビジネスの輪
LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)は、ロハスの考え方を取り入れたビジネスの輪を広げていきたいと、昨年7月に設立した団体です。隔月でセミナーやビジネスマッチング、交流会などを開催し、昨年11月には、eco japan cup2007にて「環境ビジネスウイメン賞」を受賞いたしました。会員数は1月末現在で88ほどですが、衣食住から金融、自然エネルギーなど、多岐にわたる業界の企業や個人事業主、そして起業を目指している個人が参加しています。(本年2月末に有限責任中間法人登記を予定。)
LBA会員で『ロハスビジネス』に取り上げている企業は9社。フロンティア型に「生活の木」(ハーブ、アロマテラピー)、ミッション型に「オクタ」(自然素材リフォーム)、「ECOMACO」(トウモロコシ由来の婦人服)、「エイワット」(自然エネルギー)、「チームネット」(環境共生型コーポラティブ住宅)、独立起業型に「MPSフローラルマーケティング」(花卉業界のエコ化に取り組む団体)、「サスティナブルインベスター」(投資会社)、「イーココロ!」(クリック募金)、そして経営戦略型として「阪急キッチンエール」(食品の宅配事業)です。


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