新入社員の「3割」が「3年」以内に離職すると言われています。調査結果から、若手社員の約半数は「3年以内に転職」する意向があることが分かりました。その背景として、若手社員の「働きがい」や「成長」といったキャリア形成のニーズに対して、人事担当者の認識が低く、これらに応えていない実態があることも明らかになりました。この調査は、若手社員教育や新卒採用支援を手がける株式会社シェイク(代表取締役社長 森田英一、以下「シェイク」)が2006年7月から8月にかけて実施しました。
若手社員のキャリア形成のニーズと、人事担当者の認識のギャップについて、次のことが分かりました。
【1】「自分らしさ」「働きがい」を求める若手社員と、
人事担当者の認識ギャップ
Q.(転職経験者)自身が転職した主な理由
(人事担当者)若手社員が離職する主な理由
●「仕事をしていて『自分らしさ』や『やりがい』を
感じられなかったから」
・若手社員 ・・・46.3%
・人事担当者 ・・・19.4%
●「理不尽な理由で怒られることが多かった」
・若手社員 ・・・26.9%
・人事担当者 ・・・ 2.8%
【3】現場での人材育成に不満がある若手社員と、
人事担当者の認識ギャップ
●「(OJTを含む)現場での育成が機能している」
と認識している割合
・若手社員 ・・・49.0%
・人事部 ・・・80.8%
若手社員のキャリア形成の意向については、次のことが明らかになりました。
●若手社員の約半数が「今後3年以内に転職する」
(Q.「勤めている会社で今後何年くらい働きたいですか」)
・3年未満 49.0%
・3年以上 29.0%
・まだわからない 21.9%
●若手社員の3割が「現在の仕事に満足していない」
(Q.「あなたは現在の仕事に満足していますか」)
・満足している/やや満足している 46.5%
・満足していない/あまり満足していない 29.6%
・どちらともいえない 23.9%
●「現在の仕事に満足しない」社員の最大の理由は
「将来のキャリアプランが描けないから」 63.0%
●現在の仕事への満足に最も大きく影響を与える要因は、
「自分のやりたい仕事ができている」かどうか
・「満足している」の理由としてあげた割合 41.0%
・「満足していない」の理由として答えた割合 48.9%
「入社3年目社員アンケート調査」概要
【調査目的】 入社3年目社員の仕事に対する意識を把握し、人材育成施策に生かす情報を提供するため
【調査期間】 2006年7月25日(火)〜7月26日(水)
【調査対象】 社会人になって3年目の社会人(2年4ヶ月勤務)
【調査方法】 マクロミル社登録モニターへの依頼(インターネットリサーチ)
【有効回答数】310名(男性155名、女性155名)
「人事部調査」概要
【調査目的】 企業における若手社会人採用・育成の現状を把握し、人事施策に生かす情報を提供するため
【調査期間】 2006年7月24日(月)〜8月25日(金)
【調査対象】 新卒採用を実施している企業約2000社
【調査方法】 FAXでのアンケート依頼
【有効回答数】64社
■株式会社シェイク会社概要 URL: www.shake.co.jp
代表取締役社長: 森田英一 設立日: 2000年8月1日 資本金: 1000万円
顧 問 :花田光世(Ph.D.) 慶應義塾大学 総合政策学部教授 兼 政策・メディア研究科委員
所在地:東京都目黒区東山3-15-1-8F Tel:03-5773-6888 Fax:03-5773-6773
事業内容:社員研修事業、新卒採用支援事業、人事組織コンサルティング事業、
キャリア教育・学校支援事業、調査・コンサルティング事業
「採用・人材育成」に関する資料はこちらからダウンロードできます⇒ http://www.shake.co.jp/materials/
詳しい調査結果のご説明、取材のご要望など、ご協力させていただきます。
<お問い合わせ>株式会社コミュニケーションデザイン
担当:門脇 E-mail:kadowaki@cd-j.net
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