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渋井真帆
株式会社マチュアライフ研究所代表取締役 [ 経理・会計 ]
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渋井真帆
[インタビュー]
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あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編/ダイヤモンド社(2)
2005.05.29
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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多くの人に『稼ぎ力』というものに 意識を向けていただきたいと思います。
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稼ぎ力トレーニングを学び、28歳で起業
【主藤】 キャリア時代の模索ということで、本当にいろんなことを経験されたというのが、手に取るようにわかりますね。
【川崎】 本当に見るからに素敵な方という感じですけど、なかには結構飽きっぽい部分がある面とか、結構大変な思いをされていらっしゃるんですね。
【渋井】 うーん、だけど、皆さんそうですよね。いわゆる、『普通の人』だと思います。
【川崎】 普通の方で、いろいろ悩んでいらっしゃったんだなと。
【主藤】 そういったいろんなことがありつつも、28歳の時に起業されるんですよね。
【渋井】 はい。それは今回の本と違う続編に書いてありますが、私の模索っぷりにあまりにビックリしたある人から「稼ぎ力トレーニングをレクチャーしてあげるよ」と言われまして、そのトレーニングを受けた2年間後に起業しちゃったんです。
【主藤】 個人的にトレーニングを受けたんですか?
【渋井】 実は夫からです。夫がたまたま銀行で、大手企業に対して支援し続けるか、支援を打ち切るか、すなわち世の中からご退場して頂くかを決めていく部署にいまして、そうした仕事を通して得た経験則を基にレクチャーしてもらいました。実は、日本も外資系金融機関もみんな経験則を持っているんですよね。
生き残っていける経営者か、つまりゴーイングコンサーンしていく経営者かどうか見分ける判断の中で培ってきた経験則です。生き残れない経営者というのは、究極的には視点と思考パターン、さらに知識とスキルであり、一番大事なのが、視点です。
【主藤】 金融機関という立場からそういうことを経営者さんに教えていると。
【渋井】 はい。夫は、最終的に支援判断を下すような仕事をやっています。
ただし、やはり企業イコール経営者なので、結局は経営者を再生していかないと企業も立ち行かないそうですね。特中小会社は、そういう傾向が強いそうです。
でも、夫が一生懸命経営者に経験則を伝えようとしても、 「銀行員に何がわかるんだ」と、彼らは聞かなかったそうです。確かに銀行員は経営をしませんが、たくさんの経営者の浮き沈み、成功、踏ん張りを見てきて、メソッド自体は絶対うまくいくはずだとじくじたる気持ちだったようです。
その気持ちを晴らすため、私にそのメソッドを教えたら、私が望む月20万円の収入が手に入る正社員になれるのではないかと、試しにやってみるかということで始まりました。
【川崎】 そこから始まったのが、稼ぎ力のトレーニングですね。
【渋井】 そうですね。企業経営における稼ぎ力と概念は全く一緒です。
企業再建の視点に立った、稼ぎ力トレーニング 【主藤】 いろんなキャリアを模索してきた女性、という視点から教えていくことが斬新なんでしょうね。
【渋井】 そうですね。主宰している塾のカリキュラムは私が受けたトレーニングをバラにして提供しているのですが、稼ぎ力トレーニングではマーケティングの勉強もするんです。マーケティングといっても、本当に基本の基本です。
稼ぎ力のトレーニングの考え方は、基本ほどパーフェクトにコンスタントにやることは難しい。だから、基本をパーフェクトにコンスタントに行うための試行錯誤ことが、ポータブルなノウハウ、すなわち”力”につながると考えます。
ところでマーケティングの基本のなかで「魚の多い池を狙え」というのがあるんですよ。起業時、ビジネスモデルを構築する際、私が提供したいトレーニングを男性はたくさん学ぶ機会があると考えました。
【川崎】 ありますね。
【渋井】 でも女の人は機会がないし、しかも普通の女性がそのトレーニングをした結果、自分なりに満足のいく愛も綺麗もお金も仕事も手に入れたという前例は世の中になかった。あっても情報として広まっていなかった。
女の人の成功者は、高いキャリアや学歴をお持ちだとか、たまたま政財界のすごい男の人に目を付けられて引き上げてもらった人とかが多いんですよ。そういう人からいくら何か教わっても、女性の場合、『なんか私とは世界が違う』と思いませんか?
【川崎】 ちょっと自分とは別かなと思ってしまったりしますよね。
【渋井】 かえって、打ちひしがれてセミナーから帰ってきたりしますよね。
【主藤】 今のお話はこの本にも書いてありますが、男子禁制の伝説の経済セミナーということで、そのセミナーで教えていらっしゃることを本にされているわけですよね。
【渋井】 そうです。
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