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					玉井美子 
					ピアニスト  [ 文化・芸術 ] 
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					玉井美子
					
					[インタビュー]
 
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						 後戻りは出来ないですから、物事を前向きに考えましょう(2) 
						 2006.11.19 
						[ TOPBRAIN RADIO ] あのひとの美意識を聴く! 
					
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					 自分の努力というのを怠ってはいけないと思います。 
					 
					 
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			動き出す前に一息置くことが必要
  マダム 普段の、というお話が出ましたので玉井さんが日頃、自分自身の美について意識していること、もしくは実践していることなど、美容・ファッション・ライフスタイル・仕草、何でも結構ですので、ぜひお伺いしたいと思います。
  玉井 もちろん睡眠や食事をきちんと取ることは理想でしょうが、やはり忙しいですからなかなか自分が思っているような日々を送れないことがあります。ただ先程申しました、呼吸というのはとても大切だと思うんですね。呼吸をしないで物事を行っていくということは、まず考えないで物事を始めるということですから、何か自分の動きを出す時に動く前に少し一瞬考えます。「こんな動きがしたらここではふさわしいかな」とか「この動きによって自分の音色はこうなるのではないか」とかまず考えて、やはり一息置くことが必要ですよね。ですから、きちんとした呼吸を心がけるということ、それによってその場にふさわしい自然な動きが出来ると思うのです。自分がどちらかというと身長が低いですから、出来るだけ良い姿勢をすることによって人様への印象も変わりますし、出来るだけ周りの方が明るくなるように笑顔で、ということは考えております。舞台はやはり総合的なもので、調和ですから自分が普段生活しているものはどうしても舞台で出てしまいますし、演奏は人柄が出ますから、その人が日々どんな事を考えてどういう風に生きているかということがやはり一瞬にして伝わってしまう怖い場面でもあります。ですから出来るだけ努力はしたいな、と願っております。
  植松 人によるとダンスとかバレエとかももちろんそうだと思うんですけども、例えば前の日に恋人と喧嘩したりしたら、それが出るとかって言いますもんね。
  玉井 そうですよね。私の伴奏させていただいている声楽家の先生がコンサートの前にはボーイフレンドと会ってはいけない、と。(笑)
  植松 精神的に問題が起きないように。(笑)
  玉井 (笑)それは笑い話なんですけれども。自分はどちらかというと精神は安定しているほうなんですが、やはりそれは・・・
  マダム 音色に出てくるんですね。
  玉井 そうですね。例えばそのコンサートに伴って自分の行った行動が練習をした仕方や期間が足りなくて、不安だった時はやはり自分の演奏が小さくなりますよね。提供するものも不安ですから「何か、これでいいのかしら」というものを相手に与えてしまう。これは本当に良くないことだと反省致しますので、出来るだけ自分で努力して、よく知って笑顔で出られるように。楽屋ではオロオロしていてもいいんです。舞台袖でもまだオロオロしていてもいいんです。でも扉が開いた瞬間に、ステージに立った瞬間にお客様に夢を与える職業ですから、やはり音楽で人のために役に立ちたいな、とか音楽はやはり奉仕だな、と思う部分もありますので、自分の努力というのを怠ってはいけないと思います。
  マダム その時に切り替える何か心構えみたいなものはあるのですか?
  玉井 いやもう、本当にもう行くしかない、と。(笑)まな板の上の鯉という。本当にそういう状況ですね。でも私はやはりどちらかというとステージは好きだと自分で感じられるタイプなのでラッキーだな、と思いますけれども。
  マダム では最後となりますが、リスナーの皆様へ日常生活やビジネス上でも美しく振舞うためのワンポイントアドバイスのようなものがありましたらばぜひ。
  玉井 笑顔と明るさと物事を前向きに考えるということですよね。人生いろいろなこともありますし、日々いろいろなことが起こると思いますので。ちょうどたまたま昨年私は足の怪我をしたのです。そしてしばらくピアノが弾けませんでした。でもその弾けない時期というのをネガティブに考えないで、弾けたときにこんなことがしたいな、というイマジネーションや夢を持って生活をしたので、前向きに物事を見つめるということはとてもいいのではないでしょうか。
  植松 前向きに。
  玉井 はい、前向きにですね。
  植松 前向きにならないとステージに出ても。
  玉井 そうですね、前に進まないといけませんからね。ですから音を弾き出したら時間が、今ちょうど秒針がこう一秒二秒と流れていくように後戻りは出来ないんですよ。だから反省はしなければいけないけれど後悔はしない、というのが私のモットーです。
  マダム もう弾くしかない、という感じですね。
  玉井 はい、そうですね。
  植松 まさに誰にでも当てはまることですね。心がけたいと思います。
  マダム 有難うございました。
  植松 本日のゲストはインターナショナルに活躍されているピアニスト、玉井美子さんにお越しいただきました。本日は有難うございました。
  マダム 有難うございました。
  玉井 有難うございました。  
			  
			 
			  
			 
			  
			
	
			 
		
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