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内藤裕紀
株式会社ドリコム代表取締役 [ 社長の哲学 ]
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内藤裕紀
[インタビュー]
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「出来ないことはない」と思うことで道は開ける(3)
2006.12.24
[ TOPBRAIN RADIO ] 高橋幸司の仕事の哲学
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腹をくくっているからっていう視点で考えると、いろんなことが変わる
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やりたい事をやっているのでリタイア願望はありません
高城 経営者にとって大事な事っていうのはお金もすごく大事だと思うんですけど、やっぱり時間がすごく大事だな、と思っていて、時間の使い方っていうのがものすごく経営者は上手だと思うんですよ。ビジネスマンよりも経営者のほうが時間の使い方は上手だと思っていて、内藤さんは今すごく忙しいと思うんですけど、その中で自分なりに一生懸命上手く時間を使って、自分で情報を集めたりとか人と会う度に何か工夫していることってありますか?
内藤 そうですね。ポイントを外さないようにするっていうことは結構あります。同じように時間を使っていると全部まんべんなく、になっちゃうんですけどここは押さえとかなきゃいけない、とかこの人の話は重要だ、とかその強弱を出来る限りつけるようにしていますね。変な話、こっちはどうでもいいかなとか、ここはちょっと押さえなきゃいけないとかっていうところを上手く見極めるようにして、時間の使い方を上手く配分するようにはしていっていますね。
高城 夜は当然忙しいと思うんですけど、例えば1日の流れで朝何時くらいに起きて、夜って何時くらいに仕事が終わるっていう感じですか?
内藤 夜は会食がほとんどなので、会食が終わる時間が12時の時もあれば1時のときも2時のときもあるっていう感じなので、それ次第ですかね。
高城 朝は大体何時くらいに始まるんですか?
内藤 朝は大体10時11時とかが多いですね。
高城 休日は取れているんですか?
内藤 休日はですね、土曜日は英会話の先生に来てもらっています。今仕事に英会話をやってまして。土曜日はほとんどその前後も仕事入ってしまうのと、あと新卒採用時期が始まるので、セミナーとかイベントで何だかんだで丸々1日取れるのは月に2、3日ですかね。
高城 純粋に自分のオフっていうのは1ヵ月に2日か3日。
内藤 それぐらいですね。
高城 サラリーマンの同期を見ていて、時間はもっとあるじゃないですか。
内藤 ありますね。
高城 文句言ってるし、そういうのを見ていいなって思ったりすることってないですか?
内藤 結構、同期を見ていると暇、休みの日に予定が入ってないとかっていうことが多いんですよ。でも少ないとどう考えても暇って無いじゃないですか。だからそういう意味では充実しているかなとは思いますね。
高城 一番、休日に使う時間って何ですか?
内藤 洋服好きなので洋服の買い物とか多いですね。大体月のうちの1日は美容室で潰れたり。
高城 じゃあ1日が買い物で、1日髪切ったらあと1日くらいしかないってことですね。
内藤 そうですね。買い物と髪切るのが同じ日になったりとか。
高城 旅行なんか行けないですよね。
内藤 旅行は夏休みとか。
高城 同じ20代でも生きていく道が違ってくると、多分5年後10年後でだいぶ変わっちゃいますよね。
内藤 なんか、生き急いでる感じがするので年取ってるかもしれないですよね、周りから比べたら。
高城 ちなみによく最近若い経営者で30代でリタイアしたいっていう人いるんですけど、考えます?
内藤 新しいものを作っていくっていうことがモチベーションになって、やりたい事やってるつもりでいるのであんまりリタイア願望は無いんですよね。。
「何かあるぞ」と思う信念を持ち続ける
高城 まだまだお聞きしたい事がたくさんあるんですけども、先程も言いましたようにこのラジオを聞いている方は、通常のビジネスマンの方が多いと思うので、そういった方々に対して内藤さんから見て仕事をしていく上でもっとこういう風にしたほうがいいよっていう仕事の進め方とか考え方とかのアドバイスしていただきたいなと思うんですよね。。要するに時間の使い方とかビジネスに活かせるアドバイスがありましたらぜひいただければ、と思うんですけども。
内藤 そうですね。見ていてもったいないなと思うのが、結構諦めるのが早い人が多いなと思ってまして。僕が会社作ってる間ずっと思っていたのが「出来ない事は無い」っていう前提で物事に取り組むっていうことをやっていたんですよ。普通に考えたら大学生が会社作ってる時点で出来ない事ばっかりなんですよね、周りにある事は。でも「出来ない事は無い」と思わないと何も出来なくなっちゃうので。そうすればですね、「あ、出来た!」っていう事がすごく多いと思うんですよ。それを結構早い段階から諦める方が多いというのがもったいないと思っているので、一度ですね、出来ない事は無いっていうぐらい自信過剰になって取り組んでいくと、また新しい道が開けるんじゃないかなという風に思います。
高城 早めに聞いときゃ良かった人がいっぱいいると思いますけど。
川崎 そうですね。コンビニエンスストアで最初にブログっていう文字を発見した時以前には何か引っかかるものって他にもありました?
内藤 いつもですね、「何か面白いことないかな」とは思ってたんですけども、それを自分の頭の中でシュミレーションするんですよ。こうなってこうなって、ここら辺で上手く行かないな、とか。あ、これは結構こうなるんじゃないかな、なんていう感じで考えてましたね。
川崎 でも、何かあるぞって思う信念はずっと持ってらっしゃったんですね。
内藤 そうですね。
高城 なるほど。
川崎 有難うございました。本日のゲストは株式会社ドリコム代表取締役 内藤裕紀さんでした。どうも有難うございました。
高城 有難うございました。
内藤 有難うございました。
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