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畑中 由利江
エコール ド プロトコール モナコ代表 [ 礼儀作法 ][ 文化・芸術 ][ 豊かなライフスタイル ]
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畑中 由利江
[インタビュー]
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内面と外面のバランスが取れる人は美しい(3)
2007.02.04
[ TOPBRAIN RADIO ] あのひとの美意識を聴く!
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自分自身で使いこなしていかなければ自分の物にはなっていきません
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環境は人間を支配する
マダム では次のご質問なんですけれども、このように美しくありたい、美しくあるべきという畑中さんの美意識、美の哲学など一言ありましたらお伺いしたいんですが。
畑中 美の哲学、ですね。私はこういったスクールを通してよく立ち居振る舞い方、エレガントムーブメントというレクチャーをしているんですけれども、例えばその振舞い方だけを身に付けたいという方が多いんですね。私はそれだけですと表面的なことになってしまいますので、そうではなくてやはり内面とそして外側からと両方きちんとバランスが取れていないとこれは美しくはなれないと思うんですね。ですからご自分自身をどんな環境に置くかっていうことも大事なことだと思っています。環境は人間を支配するという言葉があるんですけれども、環境次第で自分を変えることも出来ますし、また逆に駄目になっていくこともあるわけですから常に素敵な環境、また自分の良いと思うものに囲まれたりとか、そういったことが美にもつながっていくのではないかな、と思いますね。
マダム 環境が大事。もっともっと沢山お伺いしたいことがあるんですけれども最後のご質問として、リスナーの皆様へ日常の生活やビジネス上でも美しく振舞うためのワンポイントアドバイスがありましたらぜひお伺いしたいのですが。
畑中 はい。私がいつもレッスンの最初にお話をしていることなんですけれども、マダム由美子さんはバレエを通じて姿勢がとっても凛としていらっしゃるんですけども、これだと思うんですね。美しい姿勢、これが全てだと私は思っています。例えば男性がお昼ご飯召し上がりに行く時に、時間が無いですから何かお蕎麦とかをいただく時に猫背になりますよね。そうするとどうしても犬食いのように見られてしまうんですよ、海外では。日本の中では一つのスタイルになっているかもしれませんけれども、海外または西洋料理店に行かれた時はピッと姿勢を正したりとか、人生の姿勢を正すっていう、ご自分自身の見せ方の姿勢だけではなくて人生の歩み方、この姿勢を真っ直ぐにしていくことが大事ではないかな、と思いますね。
植松 実際、映画でもそういう食事のシーンとか食べてる姿でその映画の中の人のタイプ、キャラクターが垣間見える部分ってありますものね、振る舞いで。
マダム 姿勢が大事、ということで。
畑中 姿勢が大事ですね。姿勢が凛としている方というのはまず健康もいいですよね。消化もいいですし、見え方も素敵ですし、お洋服の着こなし方も美しく見えるわけですね。ですからこれがまず第一条件ではないかな、と私は思っております。
植松 姿勢。これは本当に当然なんですけど一番大事なアドバイスになるんじゃないでしょうか。これを皆さん意識していただいて。
知らないことを学び、体験することで輪が広がっていく
マダム ますますご活躍の畑中さんですが、今後の2007年以降はジャパニーズ・ビューティーという和の要素も取り入れたおもてなしですとか、そういったこともお考えでいらっしゃるということで、また多くの生徒さんがたくさん美意識を高めていかれると思います。私達もぜひいろんなことで勉強させていただきながら、姿勢を美しく、そして日常で素敵になっていくように頑張りましょう。
植松 頑張りましょう。ちなみに2007年の活動やご予定は。
畑中 そうですね、レッスンに関する予定は大体年間を通してのスケジュールが決まっておりますけれども、あとはやはりスクールで学んでいただいたことの実践の場として年に2回、大きなパーティーを開いているんですね。学んだことは実践に結び付けていかないと自分のものになりませんので、第3回目になるんですけれども2月の17日にローズパーティーというパーティーを予定しております。
マダム ローズパーティ。薔薇のパーティーですか。
畑中 そうですね。これは毎回国をテーマにしておりまして、私がモナコですとかフランスの舞踏会などに参加をしてきておりますので、そちらの国のテーマをそのまま日本に持ってきて、今度はチュニジアという国をテーマにパーティーを開くことになっております。
マダム チュニジアという国をテーマに。
植松 アフリカのチュニジア、ですよね。
畑中 そうですね。
植松 なんか、エレガントとかそういうイメージはあまり無い感じが若干あるんですけれども・・・。
畑中 そこがいいんですよ。逆に日本の中にあるパーティーがあまりにも堅苦し過ぎる。また「こうあるべき」みたいな形が、想像があると思うんですね。でもやはりヨーロッパに行ってみると逆にそんなことは無いんですよ。もっと皆さん一人一人がすごく楽しむ、その楽しみ方を私は皆様にもっと慣れてもらいたいなという風に思っております。こちらは大使館のご協力をいただいて協賛ということで一緒に行うパーティーなんですけれども、その場に行って知らない国をまず学ぶこと、そしてそこの文化ですとか習慣などを体験していただいてそこからまたお友達の輪が広がっていくとまたそこがパーティーのきっかけ作りになって嬉しいな、と私は思っておりますね。
マダム そうですか。初めてでも参加出来るんですか?
畑中 もちろんです。
植松 このプロトコールを身に付けた上でのコミュニケーション、そんなものも気にしながら、ということで。 本日のゲストはエコール・ド・プロトコール・モナコ代表 畑中由利江さんにお越しいただきました。
マダム 畑中さん、本日は有難うございました。
植松 有難うございました。
畑中 有難うございました。
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