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來夢
アストロロジャー&スピリチュアリスト [ 占い ]
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來夢
[インタビュー]
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人生を成功に導く 星の教え/実業之日本社(1)
2006.07.16
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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「運が悪い」と取るか、「運がいい」と取るかは、 自分が決めること
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占いが至上主義になると危険、距離感が大事
【來夢】 今回のゲストは実業之日本社から出版されております、2万5千部を突破したベストセラー「人生を成功に導く星の教え」の著者でいらっしゃいます、來夢さんです。來夢さん、今日は宜しくお願い致します。
【來夢】 宜しくお願いします。
【高城】 來夢さんのお仕事はアストロロジャー&スピリチュアリストとありますが、現在の具体的な活動を少し教えて頂いてよろしいですか?
【來夢】 はい、完全紹介制の中、毎日人と会ってしゃべるのが基本です。
【高城】 通常、占いというと「セッション」という言葉を使わない気がします。これは來夢さん独自の考え方ですか?
【來夢】 そうですね。確かに通常、占い師というと「個人鑑定」のように必ず「鑑定」という言葉を使うのね。私、とても「鑑定」という言葉に反応してしまうというか、個人的に好きではないというか、鑑定してどうするという話ではなくて、来る人、来る人、いろいろなもの持ってきていて、経営に行き詰って相談に来る人も実は夫婦関係の問題だったり、夫婦関係のことで来ていたけども実は問題の本質はまた全く違うところにあったり、やはりお話していろいろ整えていって、その先に「星もあり」みたいな感じですよね。
【高城】 ある意味、経営コンサルトに近い、人生コンサルタントですよね。
【川崎】 そうですね。
【來夢】 自分では「よろずや」だと思っていますけどね。「よろずや相談」みたいな。
【高城】 クライアントは一般的なOLやビジネスパーソンの方から、上場企業の経営者や大学の先生まで、ものすごく幅広い方がセッションにおいでになると思うのですけども、私自身占いとの付き合い方がすごく難しいなと男性から見て思うのです。あとで女性の方からもお聞きしたいのですけど。「情報であり知恵である」とおっしゃっていますが、簡単にその意図を少し教えて頂けますか?
【來夢】 意図というか、経営者さんに関して言うならば、反対に占いが至上主義になっている経営者さんは、結構多いですよ。
【高城】 そうですか。
【來夢】 経営者の皆さんはある意味本当にわがままで、ですから経営者をやっているわけだし、それと同時にすごく孤独なのね。会社が回れば回るほど孤独。 そうすると「何かもう1つ欲しいよね」と思うと、やはり御信託系や御宣託系、そういう先生に請うみたいな形の方が多いんですよ。反対にそういう先生方の所に行って、「ダメだ」と言い切られてしまった時に「じゃあ、どうすればいいか」という方法論、解釈論というのかな。それを求めてくる経営者の方が多いですよ。
【高城】 逆に心の拠り所になってしまうのかもしれませんね。
【來夢】 だから本当に距離感が大事。至上主義になると私はやはり危険だと思うのね。
【川崎】 もしかしたら経営者の方は他の経営者の方やお友達にいろいろ相談されていると思うのですが、その1つとして「意見を聞いてみようかな」という感じで占いの方も見にくる感じですね。 【來夢】 そう、そう。その距離感を持っていて頂けると、星との関わりはいい関係と思えるのね。自分の目安やリズムはそのままの状態ではあり得ないけれども、経営者は立ち止まっていられないのよね。だから立ち止まっていられない中でも、1つ休む日があってもいいかもしれない。 日本人は農耕民族で真面目なせいかもしれないけど、とてもハウツーやスキルを求めるではないですか?
【高城】 そうですね。
【來夢】 でもやはり実践力は一番強いよね。理屈ではないところがあるではないですか。だから売り上げだけを見ていると、他が見えなくなってしまうけれども、逆に社員の気持ちが引き締まったり、売り上げが落ちたからこそ見えるものがあるわけ。 「ああ、悪いんだ。うちは売り上げが落ちたからどうしよう」ではなくて、「だからこそ、これが見えるでしょう」、「だからこうじゃない」と言うのに、私が個人的な主観でしたり顔して偉そうに語るのではなくて、とりあえず「あなた中心の宇宙の星はこうよ」と伝えてあげることがとても大事かなと。
【川崎】 情報や知恵として。
【來夢】 そう。情報として、知恵として。
【高城】 川崎さんは占いをどういう使い方していますか?
【川崎】 なるべく付き合わないで生きていこうと思いつつも、雑誌やテレビで見てしまって、「悪い日」や「悪いことが起きる」と書いてあると、ものすごく落ち込みますね。
【高城】 朝、起きて仕事に出る前に、よく占いをテレビでやっていますよね。「今日はbad」とか言われますと、いきなり一日ブルーですよね。
【川崎】 そうですよね。
【高城】 どう付き合おうかなといつも困っているのですが、影響されていると思います。ゲーム感覚な気がしますけど、女性はどうですか?
【川崎】 今、「bad」と高城さんがおっしゃったけど、やはり私もすごくやだなと思っていて、ただ來夢さんの本を読んだ時に、「bad」という書き方が全然ないですよね。 ただ例えば性格的に「誇り高い」という人を表現していたら、それは反対に「高圧的だよ」と両方の側面を出してくださっているので、完全にbadではなく、こういうふうに出ているけれどもそういう時自分はどうしたらいいのか、プラスの方向に考えられるので、すごく勇気づけられるなと思って。
【來夢】 基本的に人間は、長所は欠点で、欠点は長所というのをベースに話していますので、捉え方だよね。だからどこにスポット当てるかだよね。 さっきの話も同じで、売り上げが落ちて最悪という方向からしか見ていないと、売り上げしか見えていないけれども、全体を見た時にその人のスポットライトの当て方をちょっと切り替えるだけで、「あっ、これは社員の引き締めになった」ということで本質が見えたり、売り上げがガンガン上がっている時は他のことが見えなくなったりね。落ちたからこそ気がつけることがいくらでもあるように、人間の性質もそうだよね。人は勝手に自分のことをいろいろな解釈をするけれども、でも「ここはここよね」と。
日常生活の中で感じられる季節を、自分自身の人生のリズムとして受け止める
【高城】 私も読ませて頂いて、人のサイクルみたいなものが「12」というキーワードにありまして、この「春夏秋冬シリーズ」は五部作でもう10万部をはるかに超える大ベストセラーになっていますけども、全てのシリーズで一貫して流れる「春夏秋冬理論」をまだ本を読んでいない方にお伝えするとしたら、どういう考え方と言ったらいいですかね。
【來夢】 まず皆さんそれぞれの人生にどんな人であっても、その人なりの春夏秋冬の人生のリズムがあると。 今、春を生きている人もいるならば、今、秋を生きている人もいると。そういう自分の中のリズムを感じ取る。それこそいい悪いとかではなくて、春は春のイメージ、夏は夏のイメージ、それぞれありますよね。 どうもイメージだけで伝えてしまうと夏がとってもよくて、冬が最悪みたいな捉え方をされるのですが、冬は冬だからこそ凛とする空気の中、いろいろなことが見えてきたり、またウインタースポーツが楽しい人もたくさんいますよね。夏の方が苦手だという女性もたくさんいますよね。冷房が嫌とかね。そのように日常生活の中で感じられる季節を自分自身の人生のリズムとして受け止めて頂けたらと。それがまた12年、12年でスパイラルに上昇していって、季節は巡る。これでもう来ないわけではなくて、次の季節も来るという。次の春も来ると。そのために、その時を見て、何をしていくかとか、また自分の季節を振り返ることができる。そうすると「あの時、転んで痛かった」、「あの時すごく辛かった」ということが季節を巡ることによって、「ああ、あの時にあれがあったから、これがここに来られたのね」という自分自身の検証もできるのね。
【高城】 私は実は秋生まれで、今春1年目だそうです。
【川崎】 例えば、春はどういう季節ですか?
【來夢】 冬に土壌を作ってきて、冬のうちに自分の次の12年の土作りをして、春になっていよいよ外とどんどん関わることによっていろいろ気がつけたり、知れたりという時期に入ったということですね。
【高城】 会社を作ってちょうど1年目ですから、いい時期ですよね。
【來夢】 冬の3年目に会社を起こしたの?
【高城】 そうです。
【來夢】 3年目は土壌作りの最終章と言っていますけど、その時に春に向かって「えい、やー」、「次に行かなくちゃ」という時期にちゃんと会社を起こして、経営者となって、今、春1年目。
【川崎】 流れには乗っている感じですか?
【來夢】 乗っているのではないでしょうか。
【高城】 來夢先生、ありがとうございます。 一方で流れとはちょっと別かもしれませんけど、「運」という言葉がよく出ますよね。「運命的」という言葉を使っていて、なかには「運のいい人、悪い人」という言い方をしますけど、「春夏秋冬」と「運」はまたちょっと違ったものですか?
【來夢】 「運」イコール「流れ」と取ってもいいよね。 この一連のシリーズの4作目の「運をつかむ法則」は「運」という言葉を使っていて、5部作目に「運は変えられる」で「運」を使っているのは、「リズム」イコール「運」。「運」は「運ぶ」ですよね。 やはり人とどうやって関わって、人と関わることでがんがん広がっていくという意味合いですよね。 だから例えばピンチとチャンスがあったとしても、それは表裏であって、自分がどう関わっていくかで、ピンチにもチャンスにもなりますね。その関わり方が「リズム」であり、「運」であり、「運のいい人、悪い人」というのも捉え方だよね。 「運が悪い」と取ってしまうか、「運がいい」と取るか。「いい悪い」は誰が決めるかといえば、自分が決めることだからね。「ついてない、ついてない」と思えば、ずっとついてないよね。「ここで転んでいてOK」と思えると、ずいぶん違うよね。
【高城】 実際にセッションに来られる方で、「運が悪い」とかそういったことで悩んでいる方が相談に来ることも結構多いですか?
【來夢】 そうですね。「運が悪い」と言われたとか、「あなたはこんなことできない」と言われたとか。だから「誰が言ったの」、「誰が決めたの」、「いいとか悪いという話ではないわよ」という話をするわよね。
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