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大橋禅太郎
マネージメントコーチ [ 仕事術 ]
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大橋禅太郎
[インタビュー]
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すごい会議/大和書房(2)
2005.10.02
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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「誰が、いつまでに、何をするか」を決めることに 価値があると思います。
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本気で次のステップに進もうと思っている人に読んで欲しい
【川崎】 具体的にどんなことが書いてあるのか、ちょっと伺いたいですよね。
【高城】 そうですね。私自身も少し読ませていただいたんですけど、ものすごく読みやすくて、あっと言う間に1日で読めてしまったんですけども、この本を読んでいただきたいと思った読者の方ってどんな方をイメージされていたんですかね。
【大橋】 それははっきりしていて、会社を又は今居る自分のビジネスの現状を変えたいと本気で思っている人、それがターゲットです。
【川崎】 たくさんいそう。
【高城】 それは起業家とか経営者だけじゃなくて、ビジネスマン、一般の方も含めてということですよね。
【大橋】 はい。部下がいようといまいが、一人でやってようと。一人面白かったのが、ちょうど定年退職したその日にこれを本屋で見つけて買った、っていう人がいたんですよ。
【高城】 定年退職した日にですか?
【大橋】 はい。
【川崎】 運命ですね。
【大橋】 その日に本屋で、この本を買って、たまたま喫茶店で気が付いたら6時間経ってた。
で、手順の部分に自分で書き込んでいったそうです。そしたら次の日から「することが分かった」って言って下さった方がいらっしゃって、、その人は今自分がある意味、曖昧とした、何となく希望はあったと思うんですけども、いつまでに何をやるっていうのは決まってなかったと思うんです。その時点で。そういった次のステップを本気でやろうと思っている人、又は今置かれている現状を本気で変えようと思っている人であれば、一人でも集団でも、社長でも子供でもかまわない。
【高城】 なるほど。この「すごい会議」という文字がものすごくインパクトが強くて、私も本屋さんで拝見した記憶があるんですけども、この「すごい会議」が出て、実際12万部というベストセラーになりますと、お手紙をいただいたりとか、あるいは公演の依頼とか、大橋さんにとってもいろんな形で出会いとかきっかけが広がったと思うんですけども、実際にこのベストセラーが出たことによって、何か反響とか変化みたいなものって他にもございましたかね。
【大橋】 僕どうやって自分のサービス営業してるかっていうと、お客さんからの口コミだったりとか、昔仕事をしたお客さんが「もう一度やってくれ」っていうのありますけども、それだとあんまり自分でコントロール出来ないじゃないですか。新しい発注書の量を。で何やってるかというと、会いたい社長さんにラブレターを書く、っていうのをやってるんですよ。
【高城】 ラブレターを書く?
【大橋】 はい。「会ってください」と。
【高城】 それ本当に手紙という?
【大橋】 本当に手紙です。サインして。下手すると月200通くらい出す月もあって、ラブレターをね。それでだいたい200通出すと、会ってくれるのは10人ぐらい。
【高城】 10人?
【大橋】 はい。10人会ってくれると1.5人から2人ぐらいが発注してくれるっていう感じだったんですよ。
月に200通のラブレターを書く
【高城】 この200通のことをお聞きしたいんですけど、200通は大橋さんが先程おっしゃったような基準で選んで、大橋さんのお手紙としてラブレターをお送りすると。
【大橋】 そうですね。どういう基準かと言うと、一つは明確な目標を挙げてると。
【高城】 なるほど。
【大橋】 それによって問題が起きるわけですよ。例えば、社長が「今のままでやろうよ。」と言ってたらそんなに問題は起きないんですよ。ところが、5年以内に上場するとか、5倍にすると言った途端に問題が起きるじゃないですか。
【高城】 そうですね。
【川崎】 はい。足りないところとかいろいろ出てきますよね。
【大橋】 そうです。そうするとちょっと無茶っぽい、下手したらやる気のない社員にとっては迷惑な明確な目標が立っていて。
【高城】 迷惑。そうですね。
【大橋】 且つ、顔写真とか載ってるじゃないですか。それを見た時に、「女性にもてそう」とか、「悪そう」とか、そんな感じの人っていう基準なんですよ。
【高城】 ちょっと頑張っていこうという、まぁ一攫千金とは言いませんけどね。
【川崎】 野心があるような。
【大橋】 それを実行に移せる人っていう基準で。200通出すのは結構大変じゃないですか。というのは最初は、1週間1通出すのがすごい大変だったんですよ。
最初の1通出したときもすごい大変だったんですけども、最初はびびってなかなか書けないし。ところが4通目で返事が来たところで、その場でサインしてくれた社長さんがいたんですよ。
上場会社の結構有名なところだったんですけど、それ以来「上の方が直接会ってくれる」という感じでやっていて、月に200通どうやって出すかというと、200通のリスト出すっていうのは結構大変なエネルギー使うじゃないですか。
【高城】 そうですね。
【大橋】 エネルギーは非常に重要なものなんで、あんまり使いすぎると困るんでどうするかというと、女子大生のアルバイトがだいたい常に4〜5人いるんですよ。僕のオフィスに契約していて、その子達に「こういう基準で僕が仕事をしたらいいと思う社長のリストのエクセルを作ってくれ」って頼んで。
【川崎】 どういう基準なんですか?
【大橋】 今言った通り写真ですね。雰囲気です。理屈はいらないから、証明もいらないから、自分が「あっ、この人悪い人、社員にとっては下手したら迷惑かもしれないけど、やる気のある社員にとってはすごくロマンティックな会社っぽい」ってなったらもうリストに入るわけですよね。
それを月200通ぐらい彼女達が集めてきて、それでもっと集めるんですけど、その中で「僕もいけてると思う」と。この会社一般的にはいいかもしれないけど「僕が一緒に仕事をしたいとは思わない」っていうのはどんどん外していって、その中で「僕が仕事をしたい」と思った人達にラブレターを出す仕組みがあって、それで出すという感じの。
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