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栢野克巳
株式会社インタークロス、九州ベンチャー大学代表、零細企業コンサルタント [ 経理・会計 ][ 経営 ]
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栢野克巳
[インタビュー]
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小さな会社★儲けのルール/フォレスト出版(1)
2005.09.11
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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挫折は、次の成功への第一歩。 貴重な経験として捉えると良いでしょう。
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毎年100回以上の公演を勢力的にこなす!
【主藤】 今回のゲストは、フォレストから出版されております、8万部を突破しましたベストセラー、「小さな会社★儲けのルール」の著者でいらっしゃいます、栢野克己さんです。
今回、竹田陽一さんと同じく福岡県にいらっしゃる栢野さんにインタビューをしてきましたので、お聞きください。
【川崎】 楽しみですね。
【主藤】 栢野さん、今日は宜しくお願いします。
【栢野】 宜しくお願いします。
【主藤】 株式会社インタークロスと九州のベンチャー大学の代表でいらっしゃいますけども、栢野さんの現在の活動について、簡単にご説明いただけますか?
【栢野】 一応株式会社ですけどね、独立10年。嫁さんと二人だけ。小っちゃい会社ですね。年商も1000万からいい時で3000万ぐらいをうろうろしています。個人の年収はせいぜい500〜600万、いい時でせいぜい1700万程度ぐらいですね。
これは一応今ですね、小さな会社で儲ける竹田先生のランチェスター戦略の理論と、今からお話しますけど、私が事務局でやっている九州ベンチャー大学という、独立起業とか、実態は自営業・零細企業向けの勉強会をずっとやってきたんですが、それを合わせた小さな会社を儲けるような本がおかげさまで、主藤さんのにはかなわないですけど、今8万部ぐらい売れました。
全国から講演依頼をたくさんいただいてます。ですから今活動としては殆どが私の個人プレーですけど、年間約100回外に呼ばれて講演をさせていただいてます。後はベンチャー大学という、地元福岡で、昨日も実は146回目のベンチャー大学をさせていただいて、72人ほど居酒屋に集まったんですよ。ちなみに主藤さんも前講演していただいて。
【主藤】 そうですね。させていただきました。
【栢野】 アナログのそういった勉強会を福岡中心でベンチャー大学もしくは毎週月曜の朝6時半からは、これ無料ですけど、 「やる気会」という、私が集めたビデオで今まで1000本くらい、それをもう一度見よう、ということで月曜朝6時半に好きな連中が5〜6人くらいですけど集まってやってますね。
そういう勉強会を年間100回くらい。あとはこの後も行くんですけど、年間100回は他の人の勉強会、セミナーに参加するみたいなかんじですね。外に出るのが100回、自分の勉強会が100回。他の勉強会に参加者として勉強するのが100回みたいな感じで今、動いてます。
【主藤】 経営コンサルタントとしてももちろん活動されてますし。
【栢野】 コンサルタントとしては全然、たいしたことはないですね。ですから、勉強会通じていろんな人の事例を出したり、多少のアドバイスをしたり、という程度ですね。
【主藤】 講演、執筆。今回ご紹介する、「小さな会社★儲けのルール」という、これはもう8万部を突破してるということで、本当に大ベストセラーですね。
【栢野】 そうですね。突破というか日本版が8万部ですね。あと中国語版が、一応上海か深?にもあったぜ、とこの前友達からデジカメで写真を送ってもらったんですけどね。
【主藤】 講演も年間100回で、九州ベンチャー大学も146回とういうことは、これは何年くらい続いてるんですか?
【栢野】 13年ぐらいですね。ベンチャー大学というのは比較的人数が50〜60人から、多いときは100人ぐらい集まりますね。13年間、毎月だいたいそうですね。
【主藤】 これだけ数多くの経営者の方とお会いしてきたり、講演をしたり、あるいは講演を聞いたりということで、おそらく日本で一番客観的にいろんな経営者の方を見て、会社を見ていらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども。
【栢野】 そんなことはないですけどね。
【主藤】 そういった意味で、この本を通常のビジネス書ということで、いろんなノウハウとか、経営の考え方、テクニックもあるんですけども、特に事例が多いですよね。本質的にはね。
【栢野】 そうですね。
【主藤】 しかもこの事例が色を変えて、こういう風にご紹介されてますよね。非常に読みやすいということですけども。
【栢野】 事例を出すっていうのは私のアイディアで、構成はフォレスト出版さんの優秀な人の力でしたけど。竹田先生の理論の入門的なところと、あとはベンチャー大学ですね、私がやっていたベンチャー大学の100人以上のゲストの中にもですね、やはり竹田ランチェスターを勉強していた社長が、やっぱり福岡ですからね、たくさんいたんですね。それを事例として出そう、ということで出させてもらって、そしたら思った以上に、まぁまぁ買っていただいたと。
起業家に学歴は全く関係ない! 【主藤】 8万部というのは本当にこの手のビジネス書ではベストセラー、異例中の異例ということですが。
【栢野】 本当にありがたいですね。
【主藤】 栢野さんがいろんな経営者の方を見てこられていると思うんですけども、今の時点で上手くいっている社長に何か共通点ってございますか?
【栢野】 強引にその最大公約数、特に起業家ベンチャー系で言うともちろん例外にたくさんありますけど、1つはですね、これ竹田先生も確か20年前に調査して、私は最近調査して結論が同じだというのにはびっくりしたんですけども、実は学歴がない人が起業家としてはいいですね。
【主藤】 学歴がない方が起業家としては上手くいきやすい?
【栢野】 そうですね。マスコミはマスコミの記者自身が高学歴なんですね。だいたいマスコミは一流大学出身の人が報道記者。だから当然ですけど、やはりいい大学、自分達と同じような大学出たような人が出たらやっぱりはやし立てるし、やっぱり世間受けするんですね。いい大学出身だと。 だけど、所謂いい大学出て、独立起業で成功した人っていうのは統計上ではもの凄く少ないですね。
逆に言ったら、例えば福岡で言ったら、これ全国的にそうですけど、独立企業、自営業、ベンチャー系で成功してる一番の学歴っていうのは高卒なんですよ。竹田先生の時代、20年前調べた時も高卒。私が調べた時も高卒。次が、所謂言いにくいですけど三流、四流大学です。例えば福岡で言ったら、九州大学っていうのは一番駄目です。
【主藤】 僕は後から社会人入学して行きましたけど。
【栢野】 九大出身者っていうのが一番地元で言ったら起業家が出てないですね。全体で言ったら、東大、京大ってのも出てないんですよ。これまぁ当たり前で、いい大学に行った人っていうのはやはり民間だと超大企業に就職しますね。
若しくはキャリア、民間に行きますよね。だからそのでかい世界、公務員の世界と、独立起業の世界って言うのは正反対の世界ですから、そういうのもあって結果として、独立起業者っていうのは低学歴で、且つ、中小・零細勤務者から出ることが多いですよね。
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