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沢木遥
生活経済ジャーナリスト [ お金持ち ]
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沢木遥
[インタビュー]
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幸せ力をつけるお金持ち練習帳/幻冬舎(3)
2005.09.04
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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小さな一歩を踏み出すことで 見えてくるものがあります。
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自分には何が必要なのかを考えることが重要
【川崎】 本番の前に実験も必要なわけなんですね、自分の時間が。
【沢木】 そうですよね。逆にそこがまたおもしろいところで、全く新しいものを作り出すことも可能ですし、自分なりの展開もできると思うんですよね。
【主藤】 僕の女性の友達にも3人。婚約までいって、披露宴の日取りを決めている時に大体。
【沢木】 そうですよね。
【主藤】 そういうパターンが多い。やっぱりそれだけ真剣に女性の側であればこそ、考えるという。
【沢木】 その時は考えてというか、なっちゃったという感じでダメになったんですけども。でもやはりそういう経験を経まして、段々自分には何が必要なのかというのがわかってくる。どういう人だったらいいのかって。条件から入ったわけではないんですけれども、やはり必要なものがわかっているか、わかってないかで全然違ってくる部分もありまして。
【主藤】 逆にそういうことを考えずに結婚というものを決断してしまうと、その後ずっと一緒にいるわけですからね。
【沢木】 そうですね。
【主藤】 大変だよということをここで一番、おっしゃりたいことというわけですよね。
【沢木】 ただ、関係というのは変わっていくものだし、作ることもできるので、そこもギャンブルのおもしろいところというか。最初の手持ちの札でどうやっていくかという。最初に来た札。
【主藤】 結婚の相手を札と思えばいいんですね。シャッフルはできない。そうか、それで与えられた札をどう活用するかと。
【沢木】 そうです、そうです。大逆転ということもありますし、お互い変わっていくこともありますので。もちろんシャッフルし直してもいいわけですし。
女性が長く幸せであるために
【主藤】 どうですか?聞いていて。これから考えなければいけない立場として。
【川崎】 そうですね。相手のこともあるんですけれども、21世紀の女性の幸せモデルの中で、人生最大のギャンブルは結婚ですと書いていらっしゃる中で、すごく気になったのがこれからの生活の苦しさ。そうかこれから大変だと思って。 自分が独身なので、今自由に使えるお金がたくさんあって、すごく幸せに感じたりしてたので、すごくこれから先が不安になりました。だからアラームを鳴らして頂いたような感じです。
【主藤】 いい意味でのアラーム。
【川崎】 ええ。いい意味でのアラームを。もっと考えないと。保険制度とか、選挙も行かなきゃとすごく思いましたし。
【沢木】 本当に女性って、特に未婚女性、私もそうだったんですけども、結婚というのがものすごく大きな壁になって、自分の人生の前に立ちふさがっていて、その先がなかなか見えない。 とにかく結婚という、結婚してから考えようという、どこかそういう思いがありますよね。
ところが実際あらゆるさまざまな調査で、結婚後の生活っていうのは、必ずしも上を向いていないという現状があります。そこのところをまず未婚のうちに、早ければ早い方がいいと思うんですが、理解しておけば、じゃあどういう結婚生活がいいのかなというのを、夢をみることも大事なんですけれど、現実的な手立てを打っておく。
【主藤】 結婚した後も決して生活は豊かになったわけではないという統計というか、アンケートなんかがありますよね。
【沢木】 やはりさまざまな白書、国民生活白書などをみると、本当に特に専業主婦でいらっしゃったりすると、自由に使えるお金が一気に減ってしまうという。
【主藤】 そうですよね。2万円というふうに書いてありましたけど。専業主婦の場合は自分のお金じゃないので、なんか使うのもね。
【沢木】 そうそう、気が引けてしまう。日本ではやはり女性が一番幸せなのは、どうみてもデータでみると、20代の頃。若さがあって美しいとかそういうこともあるんですけども、トータルにみて一番幸せな時期が20代になってしまう。
ところが女性の寿命って、90近く平均寿命あるんですよね。その長い人生を考えたうえで、ここがピークでいいのかなというのがありまして、一生盛り上がった人生を作っていこうと。息が長い幸せみたいなのがあってもいいんじゃないかというような。実はそういうのもあって、そういったちょっと警鐘的なものも盛り込んだんです。
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