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沢木遥
生活経済ジャーナリスト [ お金持ち ]
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沢木遥
[インタビュー]
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幸せ力をつけるお金持ち練習帳/幻冬舎(2)
2005.09.04
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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小さな一歩を踏み出すことで 見えてくるものがあります。
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女性は新しい生き方を作ることができる
【主藤】 男性の場合は、ちょっと迷ったりすると、私は今、主にビジネスの部分で相談を受けることが多いわけですけど、男の場合は迷ったら、自分の親を思い浮かべてみるとか、お父さんを思い浮かべてみるとか、男の人が書いた本を読んでみるとか、おじいちゃんの昔話を聞いてみる、思い出してみる。そういうふうに、常に迷ったら行き着くべき教科書というか、指針が何らかの形であるんですけど、女の人はないと思うんですよね。
【沢木】 そうですよね。逆にそこがまたおもしろいところで、全く新しいものを作り出すことも可能ですし、自分なりの展開もできると思うんですよね。
【主藤】 そういった意味で、今回のこの本の中で沢木さんは、いろんなご提案、考え方を述べられているんですけども、沢木さんが考えられる21世紀の女性の幸せのモデル、これは一体どういうふうな形でしょうか?
【沢木】 この本の一番最初に書いたんですけれども、幸せであること、お金にも時間にも自由であること、夫や恋人、子供とフェアな関係であること、好きなことをのびのびやっていることそして才能や能力が生かされていること、楽しい、とにかく楽しいこと、ということを最初に挙げたわけなんです。
それはやはり今、川崎さんもおっしゃっていたように、今幸せな人生を作るために一番大切なのは自分の価値観をしっかり持つということだなというのが、すごく思うんですね。それがちゃんとわかっていれば、時代や経済がどう変わってもぶれることなく落ち着いて、安心していられると思うんです。
その価値観作りのための一番大切な、大切な骨組みみたいな部分をちょっと提案させて頂いたというのがこれでございまして、シンプルに、まずは自分は幸せなのかどうかという、常に素直にこれを追い求めようよという、この本の基本的なメッセージでもあるんですけれども。そして時間にもお金にも自由であろうという、お金は年収が多い、少ないじゃなくて、足りていてお金に煩わされることのない状態というようなもの、時間も追われるんじゃなくて、また暇で暇でしょうがないよというのではなくて、適度に張りがあって、好きな人と好きなことをして過ごしている。
そういった生きた時間というようなもの。そして人間関係というもの、すごく幸福感において大きい。特に女性にとって恋愛や結婚は、大きな節目ですし、人生の柱みたいな部分ですので、そこでやっぱりちゃんとフェアな自立した関係でいる、依存、共依存でもないし、お互いにハッピーな関係でいる、作っているということ。
そして私は一番幸せだなと思うのが、好きなことをやっていて、またそれが自分の才能や能力が生かされている状態だと思うので、それを求めていく。そしてそれの探知機の一つとして、私ってこれ、楽しいかなっていうの、いつも感じている、考える。やっていて楽しいかな、どうかという。ですので、最後にとにかく楽しいというのを付け加えたという。
【主藤】 そういう自分への問いかけを常にやっていこうという。
【沢木】 はい。
【主藤】 なるほど。
【沢木】 これにそれぞれの、皆さんの価値観で作っていって頂ければな、なんていうメッセージを込めました。
男性にとっても女性にとっても結婚はギャンブル!? 【主藤】 今、お話にもちょっと出たんですけども、この本の中で実は私が一番びっくりしたなというか、ドキッとしたんですが、人生最大のギャンブル、これは結婚だという項目で、大きく書いてあるんですけど、これはやはり女性にとって、ギャンブル。男性にとってもやっぱりギャンブル。
【沢木】 やはりそうでしょうね。基本的には女性向けの本ではあるんですけれども、もう結婚というのは一つ生活を作っていったり、家計というものの基本的な部分であったり、一つ社会であったりするわけなので、そのパートナーをどう選ぶかというので、大きく変わってくることがありますね。もちろんチェンジも可能なんですけども。
【主藤】 チェンジですね。
【沢木】 なかなか、一旦結婚すると、そう簡単にチェンジはできないということで。やっぱりこの人と作っていく人生ならいいかなと思える相手と結ばれると幸せだなと。なかなか難しいんですけれども。
【主藤】 そうですね。寿退社のことだとか、永久就職は就職先としては実は最悪な場合あるんですよということだとかを、ズバリと書いていらっしゃるんですけれども、これはもちろんご自身は、もうご結婚されて、お子さんもいらっしゃるということですけれども、ご自身も結婚されてかなり悩まれたんでしょうか?差し支えない範囲でお話頂けたらと思うんですけども。僕は1回、失敗しているんですね。
【沢木】 ああ、そうですか。
【主藤】 2回目なんで。2回目なんですが、やっぱり1回目の反省が生きているので、やっぱりかなりいいと、僕は思いますね。
【沢木】 ああ、なるほど。
【主藤】 結構、半分冗談、半分本気で、男性陣には1回、バツやった方がいいよって言っていますけども。でもそれはやっぱり結婚以外の部分は失敗して結構その後うまくいくっていうの、いろんな分野であるじゃないですか。スポーツでも仕事でも。
【川崎】 お仕事とか。
【主藤】 結婚はなぜかそれが許されない分野なんですね。
【川崎】 なかなか。家族総動員でお祝いするので。
【沢木】 本当はもうちょっと実験的な部分があってもいいと思うんですけどね。人と人の相性なんで。
【主藤】 そうなんですよね。
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