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主藤孝司
起業家大学 [ 時間管理 ][ 起業 ]
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主藤孝司
[インタビュー]
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【図解】スピード・ノート/PHP研究所(1)
2005.02.06
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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行動も必要ですが、 知識を知っておくだけで全然違う結果を生むのです。
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『スピード・ノート』のキーワードは時間短縮、効率化
【主藤】 私も本を書いているのですが、今回、1月20日に出版されました『図解 スピードノート』、この本の裏話をしていこうと思います。
起業して約10年ほどになりますが、いろいろなことをやってきました。
【川崎】 成功のキーワードは、「お金で時間を買う」ですとか、「仕事ができるやつほど電話にでない」「さぼるやつほどアイディアがわいてくるのはなぜ」など、ちょっと“えっ!?”っていう目次がいっぱいありますね。
【主藤】 一言で言うと“時間短縮、時間効率化”、(つまり)同じひとつのことをやり遂げるにしても長い時間かけたくないですよね。
短い時間で同じ結果を出したい。あるいは、短い時間で当初考えていたものよりもそれ以上の結果を出したい。ライバルよりも良い結果を出したい。そういうテクニックをまとめた本なんです。
時間を買うという考え方が 成功している人の考え方なんです
【川崎】 お金で時間を買うというところで、私はさっそく昨日の夜、即決でタクシーに乗ってしまいました。これは、どう説明したらいいのでしょうか。
【主藤】 それは、典型例ですね。目の前のタクシーに乗る1000円、2000円をケチってしまって電車に乗ってしまう。でも実はタクシーに乗ったほうが目的地に早く着いて、時間的余裕ができるわけですよね。
うまくいっている人ほどこういうお金の使い方をしている傾向が非常に強い。本の中では、飛行機を例に紹介していますが、新幹線などの、いわゆる乗り物系ですね。早く着くことによって、時間を買う。時間に余裕ができて、時間というお金で買えないものを買っているということがそのセクションのテーマですね。
【川崎】 大きな企業の買収も私の目からみたら、ただ、お金のある会社が会社を買ったんだろうなぁという考えだったんですが、これも時間を買うという一つの考え方だったということですよね。
【主藤】 そうですね。時間を買うという手段がたまたま買収だったということです。
【川崎】 例えば、10年間は他の人に事業をしてもらって、10年後の部分から自分たちが参画していくということですか。
【主藤】 10年間のタイムマシーンに乗るわけですよね。 その10年間の間に買収しようとしている会社のブランド、ネーミング、そのネーミングがどれだけ認知されているかという人気度。これを一から作るのって大変なんですね。
だったら、その間10年間培ってきたものがあるのなら、ある程度のお金を払ったほうが、そのあと効率が良いスタートが切れるというのが成功している人たちの考えることなんです。
【川崎】 身近なところで言うと、私は古いパソコンを使っていたんですけど、フリーズしてしまったり、プリントができなかったり、作業がなかなか思うように進まなかったりしたんですが、お金を出してまで、新しいものを買うという発想がなかったんですね。 そういうところも、時間を買うことの一つだということに気づきました。だから、お金のある人は、お金があるから買ってるわけじゃないんだ、時間を買っているんだと。
【主藤】 そうですね。パソコンはとてもいい例ですよね。 メモリーを少し入れるだけでも全然作業効率は違ってきますよね。
今、お話されたように、お金のある人がスペックの良いマシーンを買っているように思われがちですけれども、僕は逆のような気がするんです。スペックが良いマシーンを買った人が効率よく仕事ができて、結果、お金持ちにいなったというのが僕は正論なんじゃないかなぁ、と思うんですよ。
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