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竹田陽一
ランチェスター経営株式会社代表取締役 [ 経営 ]
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竹田陽一
[インタビュー]
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小さな会社☆社長のルール/フォレスト出版(3)
2005.08.21
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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ほとんどの人はたくさん勉強をしなければ 成功は難しいと思います。
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競争相手がいないフィールドに目を着けよう!
【主藤】 今までにないものを弱者、これから独立する人は?
【竹田】 今までにないものは、敵が、競争相手がいないから勝つんです。競争相手がいないもので戦うこと。
【主藤】 そもそもそういうふうな商品をまずは見つけて・・・。
【竹田】 見抜かないかん。大体素質のない人は、敵だらけのなかで参入して、自分だけは何とかなるというふうに勝手に思い込むんです。
【主藤】 よく多いのは、健康食品などで、代理店として独立するというのを、よく聞くんですけれども、これはそういった意味ではもう大企業がひしめく、競争が激しいなかに代理店という仕切りの条件も悪いなかで、飛び込んでいってしまうという。これはもう弱者としては、取り入れない方がいい方向になってしまうのでしょうか?
【竹田】 その商品にもよるでしょうけどね。アメリカはもう健康食品は、薬局、スーパーで売られている時代だから、日本もあと5、6年では薬局、スーパーで売られる時代に。だから今から健康食品に入る人はよほど珍しい商品を手に入れない限り、ちょっと無理でしょうね。既に市場規模が大きくなり過ぎたから。
【主藤】 なるほど。ということは、独立やあるいは新しくビジネスを立ち上げたりという場合は、そもそも何でもいいからやろうではなくて、やっぱり商品、業界を見極めるということが大切になってくる。
【竹田】 どの商品を選ぶかで大体9割、もう決まっています。
【主藤】 9割。
【竹田】 ええ。自分は別だと、自分だけは別だと、全部ウルトラマンになったつもりでやるからみんなひっくり返るのね。
【主藤】 冷静にならなきゃいけない。
【竹田】 冷静というより、勉強していない。凡人は勉強しないとわからない。
良い商品が見つかるまでは、ビジネスに手を出さない 【主藤】 やっぱりいい商品が見つかるまでは、何もやらない方がいい?
【竹田】 やっちゃダメです。
【主藤】 やっちゃダメ。
【竹田】 やりなさいという人も居るけども、そのかわりホームレスになる確率が本当高い。自分の性格に合って、競争相手がいなくて、今までにないとか、全ての条件が合ったものを見つけるのに大体5年から7年かかるんです。
【主藤】 5から7年。
【竹田】 5年から7年。だからその間、継続した勉強をやらない限り、そう易々とうまくいかない。
【主藤】 そうすると、将来自分は社長になりたいなとか、独立したいと思ったらその瞬間から5年から7年は勉強して。
【竹田】 世間を観察して、失敗した人、成功した人、横目で見ながらそういうことやる研究期間というのが要るんですね。それがないでやるから、天国と地獄という。
【主藤】 その5年から7年という準備期間というのは、先々を考えると非常に重要な期間になってくるわけですね。
【竹田】 成功例というのは、雑誌、本にたくさん紹介されるけど、1つあったら失敗例が1000ぐらいあるんです。それ、誰も言わないんです。
【主藤】 失敗例は確かに出ないですよね。
【竹田】 始めて半年以内に4割近く、失敗します。
【主藤】 失敗というのは、倒産。
【竹田】 いや、半年以内だったら倒産というより、有り金がなくなってまたサラリーマンに戻るんですよ。だからそれは税務申告もしないから、1年以内は。
【主藤】 はい。
【竹田】 何もしないからわからない。統計に出ない。倒産の統計に出るのは、相当ひどいやつなんですよ。失敗のひどいやつ。
【主藤】 そこに出る以前に失敗している人が。
【竹田】 実はいっぱい居る。そういう人は黙っているからね。
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