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秋田稲美
株式会社エ・ム・ズ代表取締役 [ コミュニケーション ][ 起業 ]
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秋田稲美
[インタビュー]
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上司になったら覚える魔法のことば/中経出版(4)
2005.08.14
[ TOPBRAIN RADIO ] あのベストセラー著者に聴く!
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小さいな一歩を踏み出すことで 見えてくるものがあります。
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上司と部下が横の関係を築くメリット
【主藤】 他にも、上司と部下との縦の関係、横の関係の話があります。普通上司と部下というと縦の関係のように思いますが・・・。
【秋田】 もちろん年齢が離れている方もいらっしゃると思いますけども、直属の上司との関係ってそんなに大きく年齢が離れてはいないですよね。
その時に、部下の側からも上司の気持ちを分かろうとすることが今大事なんじゃないかな、って思うんですよ。上司は神様ではないので、一人の人間として、部下の側からも上司を思いやるって言うんですかね。
【主藤】 それは結構心が広い部下になる必要がありますね。
【秋田】 知らず知らずのうちに上司の立場に立って考えるトレーニングを積んでいくことによって、自分が上司になった時に部下の気持ちもよく分かる上司になっていけると思います。
私は「経営者マインド」って読んでいるんですけども、「常に社長だったらどう考えるか」とか「自分がそれこそお客さんだったらどう考えるか」と視点を変えて考える癖がこれからとっても求められてくるんじゃないかと思いますね。
【主藤】 それは上司と部下の縦の関係、横の関係でいう横の関係になってくるんでしょうか?
【秋田】 そうですね。上下関係で苦しむのは、やはり大きな会社ではとてもありがちですけども、私は自分で会社を作って、まさに「仲間」と一緒に今仕事をしています。
しかし、そこで上下関係を作ってしまうと、社長としてドンドン孤立していってしまうじゃないですか。なので、何となく無意識に自分が降りよう、みんなを上げようという気持ちが働いて、フラットな関係で、横にアメーバ−的に会社を大きくしていような手法を何となく身に付けたような気がします。
そうすると本当に楽で、例えば経営について困ったことがあっても、スタッフにぶっちゃけ話で相談が出来て、それによって向こうも心を開いてくれて、「だったら私も頑張ります」みたいになるのですごくいいですね。
【主藤】 頑固な上司を持った部下の方というのはチャンスですね。自分が上司になった時に先にトレーニングが出来るという風に、気持ちの持ち方を変えることができますよね。
【秋田】 はい。本当にピンチはチャンスとして、経験を積んでいけたらすごいです。
ポジティブ思考を目指そう 【主藤】 秋田さん自身は、コーチングというものを使って人材育成に関する研修の講師をされていらっしゃいますが、そういう秋田さんの立場から、サラリーマンの方が多いんですけどもリスナーに向けてメッセージをお願いします。
【秋田】 言葉は、無意識で普段使っていると思いますがとても大事なんです。私達が無意識で食べた食物で体が作られるように、無意識で使っている言葉で精神が作られると思うんですよ。 だから少し意識をしてみて、例えば困ったことが起こった時に、「困った」っていう風に最初に思ってしまうと、「困った、困った」ってなってしまうんですね。 そうではなくて、「これは調度いい」「これは自分が成長するチャンスだ」という風に自分に言い聞かせると、その先自分から出てくるアイディアが全部ポジティブになるはずです。
自分に困ったことが起こった時に、どういう言葉で自分に投げかけているか、同じように、人が何かトラブルに接した時に、自分は何て言葉を使っているかと少し意識されてみてそれをポジティブに使おうとしてみると、だんだん無意識化されてきますので、そうすると気付いた頃には、とてもポジティブな、前向きな人になって、結果が付いてくると思います。
【主藤】 最後にいいことを教えていただきました。「言葉で精神が作られる」というのは重要ですね。
本日は、「上司になったら覚える魔法のことば」著者でいらっしゃいます、秋田稲美さんにお話をお伺いしました。秋田さん、どうもありがとうございました。
【秋田】 ありがとうございました。
【川崎】 ありがとうございました。
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