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HKM-日商快訊-
[ 中国 ]
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中国ビジネス JAPPE2012に向け、HKMでよく頂くご質問
2012.11.05
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「HKM-日商快訊-」の編集長が、毎月1回、編集部のある中国広東省深センから中国ビジネスに関する考察を発信。中国ビジネスにおける日系企業のありかた、駐在員が行なうべきことについて、するどく追求していきます。
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ご愛読、感謝――。 本誌編集長の加藤康夫です。
「すぐ忘れる日本人――。今回もそうなのでしょうか」 先月の当欄でこう書いたところ、一部の方々からお叱りを受けました。
あえてコノ場を借りて補足しますと、立腹する心意気ヨシ!です。
「日本人」と一緒にするな! とおっしゃるなら、ぜひ日本にいる日本人へ伝えるべきです。仕事に来ているのなら義務でもあります。
昨今の反日騒動における“日本発ニュース”のKY&偏向ぶり に嫌気が差している方も多いはず。
でも中には鋭い着眼点の発言も少なくありません。コノ執筆者は現場を知っているな、現場に足を運んだなということが実感できます。
私のフェイスブックで一部を紹介しているので是非ご一読を。 http://www.facebook.com/jiateng.kangfu
さて、華南NETは今年もJAPPE2012に参加します! http://www.jetro.go.jp/events/tradefair/20120613186-event 会期:2012年11月22日(木曜)〜11月24日(土曜) (3日間) 会場:広州交易会琶洲会館
華南NETのブースNO.は<JD17>です。 “引き合いの品質”にこだわるプロモーション企画を紹介します。 同時に創刊11年目、今年4月から“中国全土版ビジネス誌”として成長した姿もご覧になっていただけます。
ぜひ小社ブースにお立ち寄りください!
さて今回のメルマガでは、これまでのJAPPEでよく質問されたことを事前にお答えいたします。
1−フリーペーパーではない?
たしかに雑誌はフリー(無料)です。 しかし「コントロールド・サーキュレーション=事前登録制による無料の雑誌購読システム」にて発行しています。小社が設定した読者対象に合致した方に無料で手元まで直送しています。
一方で、読者対象が不明確で、効率的な訴求ができない場所へ露出のために配布することはしておりません。
もちろんJAPPEの会場にお会いした香港マカオを含む中国全土の日本人ビジネスマンの方々には、必ず送付させていただいております。 この発行体制のもと、今夏からNNAのタブロイド紙とコラボも始めました。
◎The Daily NNA 別冊:カンパサール 生活者の素顔と日常を通してアジア市場を読み解く、アジアで働く駐在員と出張者のためのビジネスペーパー。 アジアと日本の消費をつなぐ――。 http://news.nna.jp.edgesuite.net/free/mujin/100915_tyo/kanpasar/ 読者の方には年に4回お手元に届きます! 日系企業のアジアにおける立ち位置を考えさせられる内容です。
2−スポンサーや親会社は?
華南NETは2001年に香港で設立した独立系メディア会社です。 既存の生活系フリーペーパーが目立ちますから「広告費で運営」と紹介すると、本当にこんな内容でやっていけるの? と心配されます(苦笑)
でも読者の方の大部分が仕事で中国に来ている以上、仕事でとことん頑張る。
少なくとも私は社会に出てから20年、先輩諸氏にそう教えられてきたとおりの、コンテンツをお届けしてきました。
ちなみに弊誌は、深せん、広州、上海、北京、大連、武漢、成都、東京、大阪に関連会社やパートナー会社を設けています。現在は中国全土化途上。来年は日本への逆上陸を本格的に形にする予定です。メディアの使命として。
日本法人では在中国の日本語メディアとして初めて、日本の大手誌&ニュースサイトとのコラボレーションも実現しています。 http://www.topbrain.jp/profile.cfm?ID=160
<トップブレイン>のチャイナ版です。自社サイトという“店舗”を構えるより、発信ルートにこだわりました。1で前述した「コントロールド・サーキュレーション」の一環です。
現地発のビジネス情報の少なさは、中国ビジネスに身を置いてこそ実感できるもの。ところが実感後の「次」のアクションが多くの日系企業に欠けているのが現状です。
先述した“KY&偏向ぶり”も、その一因ではないでしょうか。
現地発の足元が聞こえてくるニュースを発信することにより、「仕事に来ている日本人」として襟を正すためのキッカケになれば幸いです。
3−(弊誌にとっての)お客様は?
ズバリ読者の方々です。 もちろん広告を掲載するお客様も読者に含まれています。 「結局はフリペだろ」と突っ込みを受けそうですが、読者の方々の支持が無ければ、効率的に訴求力が高いマーケティングは行えません。弊誌はそのプラットホームにすぎないと考えています。
企業プロモーションの提案時には“価格表1枚”によるスペースの大小&叩き売り営業を行わないことが矜持としています。
中国語では、「一個中国人是龍、三個中国人是虫」(一人の中国人は龍だが、三人集まれば虫になる)という言い回しがあります。 (よい意味で捉えれば…)中国人は誰もが一匹狼だという喩えですが、日本語では「三人集まれば文殊の知恵」と言います。
今回の試練は、読者の皆様とこの諺をともに実現することで、しっかり乗り越えようと思っています。
――というわけで、これからも不条理な現実と立ち向かう忍耐の日々が暫く続くこともあり、以下のメディアで肩の力を抜いた連載コラムを執筆中です。
テーマは「中国の食」です。
◎The Weekly NNA豪州&オセアニア Wealth。 地球の食料庫、豪州&ニュージーランドを読む――食品、貿易、畜産関係者は必読! 使えるコンテンツが満載のオーストラリア農業ニュース。 オーストリアのビジネス誌で「中国ネタ」。なんとなく漂うKY臭もWealth編集長の厚意もあり「誰が中国を喰わせるのか」「出前一丁とは何ぞや」など手前勝手な心配を綴っています。 私としては、諸外国の“中国”への対応に、中国ビジネス成功のヒントが見つかると思っています。
Wealthは無料トライアルも実施中。ご興味のある方はぜひお申込を。 http://news.nna.jp/free/tokuhou/100407_syd/
それでは皆様、JAPPE2012会場でお会いしましょう! (HKM-日商快訊 編集長)
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