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小松俊明
外資系エグゼクティブリクルーター [ 時間管理 ][ キャリア ]
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第3回 人生最大のリスクとは
2007.01.24
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のっけから大きな問いかけですが、ここは思い切って言ってしまいましょう。人生最大のリスクとは、ずばり「行動しないこと」だと思います。成長できる人、いつまでも停滞する人の差は、今、行動を始めることができるかどうか、その一瞬の差ではないでしょうか。では具体的に、その状況を検証してみましょう。
希望: 社長になりたい 1)行動する >「社長ならどう考えるか」という視点で、平社員のときから行動する 2)行動しない >いつの日か社長になるまで、特に「社長になる」ための行動をしない
希望: 給料を上げたい 1)行動する >まずは節約から始め、自由になるお金を作ったら、給料を増やせるようなスキル取得のために自己投資する 2)行動しない >会社が給料を上げてくれるまでは不満を持ち、同僚と愚痴るために飲み屋に行き、さらにお金を浪費する 希望: 不動産を買いたい 1)行動する >定期的に不動産屋の営業マンから物件情報を収集し、金融機関とも住宅ローンの打ち合わせを済ませており、いつでも買える状況にある 2)行動しない >金利アップ、不動産価格上昇を横目に、新聞やインターネットでいつでも情報は入手できると考えている
希望: 本を書きたい 1)行動する >自分のブログをはじめて、コラムを書くことで練習も重ね、日々情報発信をしている 2)行動しない >いつか出版社から執筆の依頼が来ることを夢見ている
このように、「行動しない」ことは希望する結果を得られないという点で、人生最大のリスクといってもいいのではないでしょうか。それは人生をトータルで見た場合に大変なコスト高です。世の中には多くの成功法則を紹介する書籍がありますが、それらの本を入手して読むまでの行動力はいいのですが(読まないよりは数段いいと思います)、ただ読んだだけで満足してしまう人が多いのかもしれません。
上の例で紹介したように「行動する」ことができれば、おそらくかなり結果がよくなるでしょう。このことは、実際に皆さんが「行動する」人であれば、共感してくれるのではないかと思っています。
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