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キャッシュレス、伝票レス、社員レス ココまでできる経理の合理化ー経理の人件費と作業時間が半分以下になる101の改善策
企業の経営の環境が変われば経理の環境も変わると考えよう
[出版社]日本能率協会マネジメントセンター
[主著者]児玉尚彦
すぐにやめるべき3つの常識
今まで神話的に語られてきた‘3つの常識’をやめれば経理の合理化が図れると筆者は述べます。では、その3常識とはなんでしょうか。 従来の常識は次の3つ 常識@:立替経費は小口現金で精算する 面倒な小口現金を廃止することで経理担当の負担を減らします。 実は、100円のボールペン1本の清算をするのに200円のコストがかかっているのです・・・ 常識A:伝票・帳簿は毎日つける まとめて一括でしてしまいます。小額だったらまとめて会計処理が可能なのです。 常識B:簿記の知識のある経理社員は絶対に必要である 面倒な仕事は、派遣人材でまかないます。安くて安心安全便利な人材派遣を大いに利用すべきです。
この様な従来の常識に改めて疑問を投げかけ、筆者の提案する経理の作業時間とコストを半分以下にするための方法が書かれています。
領収書は、誰も見ない 領収書は、誰も、見ません。したがって、きれいに貼ったり見やすいように保存したりする必要がありません。実際は、書類を分類するには手間と時間がかかりますが、保存した資料はほとんど使われないそうです。それならば、面倒な領収書整理なんて、不要です。書類は、ファイルにしてしまえばいいのです。
経理の仕事は、毎日しない 小額経費は1ケ月分をまとめて計上します。電車賃や、タクシー代を1件ずつ会計処理する必要はありません。伝票1枚で済ませてしまったら、月1回の作業ですみます。法人税の心配も無用です。実は小額経費なら、科目ごとにその日の合計金額で計上して良いのです。この様に、経理の効率をあげていく手順が紹介されています。
従来、経理は社内でも隔離的な存在で、敬遠されがちでしたが、本書では、本当に経理に求めるもの、経理が本当にしなくてはいけないこと、そのための効率化を目指した実践的なノウハウがつまっています。目的は効率化、それによる経費削減です。それは、つまり会社自体の効率化に直結するとても重要なことなのです。
第一章 経理の常識を打ち破れ!! 第二章 キャッシュレスにすると生産性がアップする! 第三章 経理の仕事はまとめてやる 第四章 パソコン会計を効率的に活用しよう! 第五章 管理するものを徹底的に減らす! 第六章 中小企業に経理部は本当に必要か!
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